2015年2月10日(月曜日),兵庫県立兵庫高等学校に外務省国際協力局開発協力総括課の木田泰光事務官を講師として派遣しました。今回の出前講座では,同校の未来創造コース1年生39名を対象に「ODAと日本の外交政策(ベトナムを中心に)」というテーマで講義を行いました。
講義概要:「ODAと日本の外交政策(ベトナムを中心に)」
◆参加者からの感想(抜粋)◆
◆ベトナムと日本は関係が良好であることや,ベトナムの現状,外務省へ入る仕組みや仕事の内容まで教えていただいて,どのお話しもとても興味深いことばかりでした。
まず「支援」といっても貸し付けがあることを初めて知りました。最初は,貸し付けをしても借りた方はそこまで得になるのかと思ったが,逆に自立を促す仕組みになっていると知り,日本はすごい取り組みをしているんだと感じました。
一番印象に残ったことは,東日本大震災が起きた時,裕福でない人もお金を出してくれたことです。それは,日本が1992年以来,一番支援をしているからこそなんだと思った。
また,現在日本でも色々なODAについての意見が出ているのもびっくりしましたが,まずはもっと国民全体が,日本が今,行っていることについてもっと知るべきだと思うし,ニュースとかでもそういうことを流してほしい。
◆普段ニュースでしか聞かない話や気にせずに何となく聞いていた話を詳しく知ることができ,勉強になりました。また,外交関係に興味を持つきっかけになりました。
今の自分の力ではどうすることもできないけど,このようなことを知っておくのは大切なんだなと感じました。これからは積極的に外交問題等について調べたり,考えたりしたいです。
◆今まで国際協力について授業で習ったことくらいしか知らなかったのですが,具体的な説明をしていただいたので今までより少し身近に感じられるようになった気がします。新しいことをどんどん学んでいけるのが面白かったです。
はじめてODAについてちゃんと知って,興味が湧きました。普段なかなか外務省について知ることも調べることもないので,新鮮で楽しいものでした。
◆普段教科書でしか見ないような「ODA」に関して,現場で多くの経験を積んだ人の生の声が聞けて良かったです。日本が世界の途上国に対して行っている莫大な支援を通じて,自分も世界の一員であることを痛感しました。先進国と発展途上国をつなげるODAをもっと深く知り,世界への視野をもっと広げたいです。
◆日本の世界における役目を以前より明確に知ることができました。たくさんの課題があることも改めて理解でき,これから日本を支える人物になる者として責任感が増しました。
想像以上にODAの活動が盛んで驚きました。前例があまりなく,難しい課題にも取り組まれて尊敬の意を表します。自分も国境を越えて責任感を持ち,活躍できるようになりたいです。
自分の住む国,日本のたくさんの活動を知れてとても良かったです。外交に関しては様々な意見・問題があると思いますが,これからも頑張ってください。私も将来何かしらの形で参加していけるよう,今努力していきたいと思います。