2014年11月8日(土曜日),西大和学園高等学校に外務省地球規模課題総括課の村上裕公経済協力専門員を講師として派遣しました。今回の出前講座では,同高校スーパーグローバルハイスクール受講生の35名を対象に「国際協力を考える」というテーマで講義を行いました。
講義概要:「国際協力を考える」
◆参加者からの感想(抜粋)◆
◆支援することに意義があると思っていたけれど,自国の利益及び余裕や相手国の経済力なども考えて,「支援しない」という選択肢もあるということを知った。今までは,ODAをはじめ様々な活動は受験のために名前だけ覚えるだけで,何をしているのかはよく知りませんでした。研修旅行でベトナムを訪問した際に,ベトナムでは,日本のODAがたくさん支援して経済発展したという説明を受けても正直ピンと来なかったし,あまり興味もわきませんでしたが,今回の講演でディスカッションをしたり,活動内容から丁寧に説明していただいて,他国のために難しい問題を親身になって考え,実行していくのは素晴らしいことだと思いました。将来自分も人のために一生懸命何かをしたいなと思いました。
◆国際的な支援に関して,課題が山積みの割に進まないのはなぜだろうと思っていたが,グループワークで問題についての賛成意見・反対意見を聞くことで,その理由が分かった。
◆答えの無い問題に対して解決策を見いだすことが国際協力であると聞いて,とても難しいことをしているのだと思った。日本で行って成功したものでも,海外では失敗する可能性がある。そういうことに対してどのようにアプローチすればいいのかを考えることは難しそうだけど,楽しそうにも思えた。
◆ODAについて新たな知識が増え,さらには,国の問題点を解決するための議論をする上で重要なヒントを得られたので非常に良かった。
今回の講義でどこかの国に援助をする際,支援は「要請主義」であり,受ける側のニーズに合わせる必要があると学んだ。
◆色々なことが僕にとって未知のものでとても刺激が多いものでした。今まで問題点,解決例を表面的でしか考えたことしかなかったのに,本質を真剣に考えることで理解を深めることができたし,良かったと思います。一つ一つ小さなことであっても,様々な問題があって,それぞれ意義などを考える必要があると思った。