参加希望 ODA出前講座

第249回ODA出前講座 開催報告
~新潟県立新潟高校~

 2014年8月1日(金曜日),新潟高校の1,2年生38名が外務省を来訪し,同校OBの欧州局ロシア課の菅井 良樹 事務官を講師とした特別講義「外務省の仕事紹介」と併せて,国際協力局政策課の榎本 絵里子 事務官が「日本の国際協力~ODAの基礎知識~」をテーマに講義を行いました。

講義概要:「日本の国際協力~ODAの基礎知識~」

特別講義:「外務省の仕事紹介」

  • (写真)講義の様子1

参加者からの感想(抜粋)

「外務省の仕事紹介」

イメージが大きく覆されたのは,外務省に勤めていらっしゃる方全員が,最初から英語が堪能ではないということです。また,今まで勉強したことのない言語をたった2年間で習得し,通訳できるほどまで高め上げるのは本当にただ驚きました。
仕事をする中で,一番大切なのは「相手の立場,気持ちにたって考えること」。常に人との関係に気を配り,それを仕事にされている人だからこその言葉だと思いました。自分の生き方の中での対人関係においても参考にしていきたいと思います。
外務省の仕事というと国と国との間での関係を築いたり,交渉を行うというイメージが強くありましたが,結局は人と人との関係が大きく関わってくるということを新しく発見することができました。相手の立場を考えたり,交渉したりする能力がとても大切だということが分かりました。
一つの案件を取り扱っていても,その案件によって数え切れないほどの人々の生活が変化し,何億何十億もの規模が動くというスケールの大きさには少し圧倒されましたが,その一方で,とてもやりがいを感じるものだと思うので,そのような社会貢献も,将来考えるうえで,視野に入れてみたいなと思いました。

「日本の国際協力~ODAの基礎知識~」

外務省では様々な場所を見学させていただきました。最も見る事が出来て嬉しかったのは記者会見室です。ニュースなどで見ていたところだったので,間近で見ることができ,感動しました。ODAの講演会では,現在行っている活動,世界がどのような状況であるかなど,詳しく知ることができて良かったです。
世界人口の約8割もの人々が開発途上国に住んでいるという事実を知り,とても厳しい現状であることに気づかされました。国際協力の団体はたくさんあるが,先進国に住む人々皆が協力をしなければ大きな変化は果たすことができないということに改めて気づかされました。
経済援助をすることは,日本に対し良い印象を持ってもらうことにつながり,日本にとっても有益なのだとわかり,多角的に物事を捉え,政治が行われているのだなと感じました。
ODAという名称を聞いたことはあったけど,詳しく話を聞いたことがなかったので,ためになりました。開発援助で190の国・地域と繋がっていることがすごいと思いました。ODAで援助することによって,国際社会の平和につながって日本のためにもなるから良いことだと思いました。私たちは豊かで平和な日本にいるから気づかないけど,世界では水が手に入らない人や5歳まで生きられない子どもなど,多くの人々が苦しんでいるということを実感しました。だから,自分たちの生活で無駄なエネルギー,お金を使うことを減らして,世界に少しでも貢献できるようになりたいと思いました。
この講座を聴く前は,「ODA」については社会の教科書に取り上げられていたので知っていた程度でしたが,新たに日本は世界中の発展途上国を支援していること,日本自体も終戦後はODAによって助けられていたことを知り,ODAを以前より身近に感じるようになりました。ODAは各国を助け合うことにより,お互いの国で友好関係が築けるので,素晴らしい政策だと思います。
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