2014年8月1日(金曜日),三重県の「みえ未来人育成塾」に外務省 国際協力局 開発協力企画室の滑川 博愛 課長補佐を講師として派遣しました。今回の出前講座では,同県の高校生及び大学生(留学生含む)の25名を対象に「日本の国際協力 ~現場と政策~」というテーマで講義を行いました。
講義概要:「日本の国際協力 ~現場と政策~」
◆参加者からの感想(抜粋)◆
◆ODAのやる意義を前より知れました。日本などの先進国が与えていることばかりでなく,発展途上国からもたくさん与えられて,良い相互作用が築けているのではないかと思いました。世界とのつながりに興味があるので,ODA以外にもユニセフなど違った形での援助の仕方なども学びたいと思います。東日本大震災が起こった時,他国からの支援が来ていたことも知らなかったので,メディアの情報開示がもっと必要なのではないかと思いました。自分たち国民のお金なので知らなければならないと思います。
◆ODAを受ける現地の国の方の意見や,実際の現場の写真に触れることができて,自分の中にあるODAに関する興味・考え・視点が広がった。ODAに対する考えは参加前は,打算的な部分が強いと思っていたが,現地側の方やアフリカへのODAの話から,その偏見を改善できた。
◆ODAについて知ろうと思い,調べてみても,難しい表現ばかりでよく分からなかったため,直接,滑川さんの話を聞いて,さらにODAについてディスカッションをすることによって,理解を深め,日本の外交についての興味が生まれた。
ODAの国際ルールとして,自国のためだけの利益を求めてはいけないということを知って,今までは基本的には自国のための活動だと思っていたが,国際的に利益を及ぼす活動であることがわかった。
◆「日本が借金があるのに,どうして他の国を助けたりなんかするの?」とずっと前から思っていました。しかし,今回,私の考えは大きくくつがえされる事になりました。もちつもたれつの関係であること,よく理解できました。