2014年7月11日(金曜日),早稲田大学に外務省国際協力局国別開発協力第3課の白石蔵人首席事務官を講師として派遣しました。今回の出前講座では,同大学国際教養学部の3,4学生約60名を対象に「我が国の対アフガニスタン支援」というテーマで講義を行いました。
講義概要:「我が国の対アフガニスタン支援」
◆参加者からの感想(抜粋)◆
◆ODAはインフラ整備や経済的な繁栄に対するものだと思っていたので,「文化」の重要性について,強調されていたのがとても印象的でした。
将来外務省で働きたいと思っているので,今日の講義を聴いて,より深い知識を得るために,国際的な課題についてもっと意識していかなければならないと思いました。(原文は英語のため仮訳)
◆今回の講義を聴くまで,ODAの中で文化が果たす役割はそれほど大きくは無いと思っていた。また,官僚の中に文化面でのODAに関して積極的に取り組もうとしている人が一人でもいるということを知ることができて良かった。ODAにおける文化の重要性について,述べられていたが,ODAの詳細についてももう少し知りたかった。質疑応答の時間が良かった。(原文は英語のため仮訳)
◆ODAと聞くと,投資国は単に途上国の発展を祈っているだけではなく,投資国にもなんらかの利益があるために投資しているという印象がありました。しかし,文化面でのODA(投資国の文化では無く現地文化の援助)の推進も考えられているということで,途上国視点のみのODAの存在を知ることができました。外務省の「一官僚」としての意見というよりも,「一個人」としてのお話が聞けて興味深かったです。
◆外務省で働いている個人的な経験を共有していただきありがとうございます。今回の講義を聴いて,日本のODAの課題に対する考え方が変わりました。ODAが途上国に何をすべきかという具体的な例示をしていただき,ODAの機能に関する理解が深まりました。
ODAに関する公的な資料では,あまり事業の失敗について記載されることがありません。ODAがどのように活用されているかという実態を教えていただき,ODAに対する意識や考え方に変化がありました。(原文は英語のため仮訳)