2014年7月7日(月曜日),福岡雙葉中学高等学校に外務省国際協力開発協力総括課の梅岡陽子課長補佐を講師として派遣しました。今回の出前講座では,同校の高校1年生50名を対象に「日本の国際協力」というテーマで講義を行いました。
講義概要:「日本の国際協力」
◆参加者からの感想(抜粋)◆
◆国際協力は他の国で困っている人達を助けるためで,利益はないと思っていたけど,他の国を助けることによって,テロ対策や需要を増やしたり,自国に対しての温かい支援など関係を継ぐとても大切なもので,それがODAなんだなと知る事ができました。特に,日本の震災時に,貧しい国がツナ缶などを日本に支援してくれたということを聞いて,とても感動しました。日本はその国に発展の援助をして助けた国で,“Give and Take”とはこういうことなんだなと思いました。
他の国に感謝されることは,とてもうれしいことだし,助け合いは相手との関係を築けるとても良いチャンスだと思います。そういうニュースをもっと大きく,たくさんの人に伝えれば,今まで知らなかった国と日本の友好関係を理解したり,国同士ではなく,個人個人との友好につなげられると思います。日本の立場に合った行動をすることが大切だと思いました。
◆日本がしているODAは無駄なことも多いと思っていたけれど,モルディブへのODAの話を聞いて,日本とモルディブが助け合っていて決して無駄ではないと思いました。また日本の交番や母子手帳を他の国に広めるのもすごいと思いました。私は将来国際関係の仕事に就きたいと思っているのですが,今回のお話を聞いて,更にその仕事に就きたいと思いました。
◆私は今まで何で日本はこんなに発展途上国への支援をするのだろうと思っていました。お金を貸すのはまだしも,お金をあげるというのは日本は損をするわけだし,学校を建てたりするのもたくさんのお金が必要なので,支援の前に借金を返せば良いのにと思っていました。
しかし,今回の話を聞いて,日本にとって支援をすることで世界で存在感を示すことができたりするので,色々な面でメリットがあるんだと知り,これからも続けて欲しいと思いました。
◆今まであまり良く知らなかったODAのことを知ることができました。ニュースや授業では知ることのできないこともたくさんありました。授業では,“日本は他の国に様々な支援をしています”としか習いませんが,実際には,多くの国際協力をしていることが分かりました。また,外務省でお仕事をしている人のみが関わっているのではなく,企業の方も協力できることが分かりました。
日本の治安の良さ,日本国民の優しさ,日本の国際協力に対する意識の高さを知ることができ,私は日本という国に生まれて良かったと思うし,私も将来世界で活躍できる女性になりたいと思いました。
◆お話はとても興味深いもので,講座を受けているだけで「自分たちの力で世界を変えられたら・・・」という風に思うとわくわくしてきます。私が知らない問題もまだまだたくさん世界はかかえており,自分がいかに恵まれているか改めて実感しました。今自分ができることは募金やボランティア活動ぐらいですが,小さな事でも地球の誰かのためになると良いです。
◆世界における日本の立場が私の認識とはかなり異なっていて,これからは日本の立場を踏まえて行動し,また,そんな日本で生活する一員であるということを自覚して世界中に目を向けなければならないと思いました。
スマトラ大地震時の日本の支援,東日本大震災時のスマトラからの支援がすばらしいと思いました。その一方,日本が十分東北地方に支援していなかったのでは無いか,とも思いました。これからは日本の一員として日本に対しての支援を忘れずに,世界を見られる女性になりたいと思います。