2014年2月19日(水曜日),兵庫県立兵庫高等学校に外務省国際協力局 開発協力総括課の 清原 剛 課長補佐を講師として派遣しました。今回の出前講座では,同高校1年生の40名を対象に「国際社会の開発課題と政府開発援助」というテーマで講義を行いました。
講義概要:「国際社会の開発課題と政府開発援助」
◆参加者からの感想(抜粋)◆
◆今までODAにせよ,国際問題にせよ,しっかりとした興味を持っていなかったので,本気で将来の夢として国際関係のものを選択肢として考えられるようになり,とても嬉しい。テレビ,新聞などのメディアで国際問題というのは常に挙げられているが,内容がすべて同じような気がしてあまり興味を持てなかった。他方,今回の講演では今までの自分に無いような興味を持つことができた。一つ一つの内容に重みというものを感じたからかもしれない。国際問題についてこれをきっかけに将来の夢としてよく考えていきたいと思う。
◆普段の授業では聞けないような詳しいことまで知ることができ,本当に良かった。
世界には毎日の生活に苦しんでいる人々が想像以上に多かったので恵まれている先進国はより多く支援をするべきだと思った。
◆ODAは途上国ばかりに支援しているというイメージがあったが,国際社会の一員として,日本も途上国も発展していくために必要だという説明に,印象が変わった。
◆ODAに関しては,周辺諸国との関係悪化や厳しい財政状況など,問題は多くあると思いますが,日本が一先進国として責任ある行動をするためにも,継続して行っていただきたいです。
◆現在存在する世界の様々な問題はどれをとっても難しいし,解決に時間がかかると分かった。全ての問題がつながり,一つ一つを解決するだけでは,本当の意味での解決にはならない。国家の枠組みを超えた高い次元での連携が必要であると思った。
◆一番の目的はODAは途上国と日本がより良くなるようにあるはずなのに,日本の国際的な地位を上げることを核にしているような話し方で少しがっかりしました。