2013年12月24日(火曜日),NTTコミュニケーションズに外務省国際協力局 開発協力総括課の 品田 光彦 企画官を講師として派遣しました。今回の出前講座では,同社の社員32名を対象に「政府開発援助(ODA)と官民連携」というテーマで講義を行いました。
講義概要:「政府開発援助(ODA)と官民連携」
◆参加者からの感想(抜粋)◆
◆一民間企業としてどのようにODA案件と向き合っていくかということと同時に,一国民としては,実際にODA案件で現地の人のためになる仕事をするというやりがいが大切な部分もあります。今回の講座を通してODAの意義や日本国としての責務を再確認することで,より一層現場と向き合い,日本として恥ずかしくないODAに貢献できたらという思いが強まりました。
◆日本のデファクトを世界標準にするための制度輸出にODAが有効だということが分かった。
◆ODAでは,民間企業,現地政府,国民の利害を一致させる必要があり,苦労されていることを理解しました。是非win-winのビジネスにつながる様に,私達も努力をしていきたいと思っております。
◆ODAの目的,仕組みや他の開発協力との関係を理解することができ,ためになった。
ODAというと建設業というイメージがあったが,ICT分野でもいくつか事例があるという点が新しい発見だった。
◆ODAに関して体系的な理解ができ,また情報通信に的を絞った内容も聞けて実務的でもあり,大変良かった。10年位前に中国へのODAが盛んに批判されていた記憶があり,最新の国のスタンスが良く理解できた。
日本のODAに占める情報通信の比率が低いというお話がありましたが,これは援助国総じてこのような傾向なのか,日本の特徴なのか,またそれらは何故なのかという分析があればお伺いしたいと思いました。何れにしても大変すばらしい企画だったと思います。