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項目 | 内容 |
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国名 | セネガル共和国 |
実施年度 | 平成21年度 |
供与限度額 | 16.62億円 |
案件概要 | (1)セネガルでは、「保健開発国家計画(PNDS)」(1997~2006年)及び「第二次保健開発国家計画(PNDS2)」(2004~2008年)を策定して、各種保健指標の改善を目指し、1)保健人材育成、2)保健システム強化、3)予防対策の推進、4)貧困層や社会的弱者の保健医療へのアクセス改善を目標に定めている。 (2)本計画の対象州であるタンバクンダ州及びケドゥグ州は、セネガルの首都ダカールから南東部に460キロメートル~840キロメートル離れた内陸に位置し、交通、通信事情は未発達な貧困州であり、また各種保健指標(5歳未満児の死亡率200/1,000人、産婦死亡率850/10万人、医療施設での出産34.7%)もセネガルの他州の平均 (5歳未満児の死亡率121/1,000人、妊産婦死亡率401/10万人、医療施設での出産61.8%)と比較しても劣悪な状態であった。 (3)そこで、2007年6月、セネガル保健予防省は、タンバクンダ州の保健区を6から9へ分割し、保健医療施設へのアクセス向上を目指したものの、新たに分割した3つの保健区に対する医療施設及び医療機材整備の整備が遅れていた。 (4)このような同州の保健状況を改善するため、我が国はタンバクンダ州及びケドゥグ州の保健センター3カ所の新設(サラヤ、マカ・コリバンタン及びジャンケ・マハ)及び医療機材の供与、州人材育成センターの増築及び機材供与並びに機材監理指導等に関する無償資金協力を実施した。 (5)セネガルは、西アフリカ域内やアフリカ連合(AU)で重要な地位を占めており、我が国対アフリカ外交の基軸であるアフリカ開発会議(TICAD)プロセスに積極的に参画している。我が国は、2008年5月のTICAD IVにおいて、アフリカにおける母子保健サービスの拡充、広域インフラ整備等の支援を表明しており、本協力は、このようなアフリカ支援の一環として実施された。 |
裨益効果 | (1)3箇所の保健センターの新設及び医療機材の整備により、タンバクンダ州及びケドゥグ州の約154,000人に対し品質の高い安定した医療の提供が可能となり、各種保健指標の向上が期待できる。 (2)サラヤ及びマカ・コリバンタンの保健センターでの妊産婦の超音波検査、帝王切開手術が可能となる。 (3)州人材育成センターの増築及び実習用機材の整備により、学生(看護師及び助産師)の受け入れ人数が90名から180名に増加するため、地方部に対して資格を有した保健人材の持続的・安定的な供給が可能となる。タンバクンダ州及びケドゥグ州の住民約15万4,000人に対して良質な医療の提供が可能となり、各種保健指標の向上が期待される。 |
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