イスラエル北部で平成22年12月2日大規模な山火事が発生しました。イスラエルでは乾燥した天候が続いていたため,消火作業は難航しました。近くの刑務所の受刑者を避難させるため,応援に向かったバスが火災に巻き込まれるなどで,40人もの方が死亡しました。また,付近の多くの住民の方々も避難しなければなりませんでした。
「人命救助や人道支援活動は何よりも優先すべきものだ。」パレスチナ自治政府は山火事に向けて即座に消防隊を派遣し消火活動を支援しました。消火活動には平成9年度の一般無償資金協力で日本がパレスチナに供与した消防車が活躍しました。日本の支援であることを表すODAマークをつけた消防車がイスラエルとパレスチナの信頼を築く上でも,その役割を果たしました。