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フィジー共和国
「ヒルトン身障者学校整備計画」
新施設完成式典(平成10年11月20日)

 完成式は、たくさんの人々の参加を得て、盛大なものとなりました。スピーチ、テープカットに続いて生徒によるダンスや演劇が披露されました。
 体全体でリズムを示し、生徒をリードする教師たち、一生懸命に踊る生徒たちの姿が大変印象的でした。
 式の最後に校長先生より次のような挨拶がありました。
 「フィジーの伝統的村落社会では、身体に障害を持つ子供は村で看ることになっていて、子供は外の社会に全く出してもらえませんでした。現在でも子供たちを学校に通わせるよう、父兄を説得するのは容易ではありません。新施設を活用した職業訓練の体制を整え、子供たちが良き市民になれるよう、今後も力を尽くしていきたいと考えています。」
 参加者の共感と拍手を得て、式典は無事終了しました。

案件概要:平成10年度草の根無償資金協力

 ヒルトン小学校には、肢体障害、聾唖障害を持つ児童が110名在籍しています。現在、この学校では木工、園芸、家政、被服等の職業訓練指導やリハビリに力を入れています。しかし、作業場、訓練スペースが手狭になったこと、訓練に関わる資機材が老朽化したり、不足していることから、施設機材の整備資金を供与し、生徒の教育環境向上を図るものです。


生徒によるダンスの披露 生徒たち

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