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ボリビア共和国
「小学校建設計画3/3期」
竣工式

起工式会場風景 起工式会場風景
起工式会場風景


 3月21日、ティト・オス・デ・ヴィラ教育・文化・スポーツ大臣、ファン・デル・グラナド ラパス市長を始めとするボリビア側関係者、及び日本側より在ボリビア山本臨時代理大使、永井JICA所長他関係者出席の下、ラパス市内の小学校建設予定地に於いて、日本の援助による「小学校建設計画3/3期」竣工式が行われました。本案件は小学校建設計画の第三期として、ラパス市内に14小学校(167教室)の新築および増築を行うものです。式典にはラパス市内の様々な小学校からも生徒及び父兄が多数参加し、盛大に行われました。
 起工式の挨拶の中で山本臨時代理大使は「本計画の目的は、子供達の教育環境を改善し、学校の収容力を増やし、当国の人材育成に貢献することにあります。私たちは教育分野への協力を誇りに思っています。そして私たちの協力が成果を上げるためには、自治体、父兄、生徒、皆さんの絶え間ない努力と協力も必要としています」と述べました。

定礎にシャンパンをかける儀式 定礎にシャンパンをかける儀式
定礎にシャンパンをかける儀式


 これに対してデル・グラナド市長は「今年1月に入札会立ち会いのために来日し、東京の発展を目の当たりにしました。東京は関東大震災、第二次世界大戦という2度の崩壊の歴史を経験しながらも見事に復興し発展しました。しかしラパス市は300年かかっても、まだその建設を終了していません(足りない施設がたくさんあります)。この違いは、我々に教育や人材育成といったものが欠けているからです。しかし日本の援助により、この1年間で167教室も教育施設を増やすことが可能になります。」と述べました。
 また、オス・デ・ヴィラ教育大臣も「日本は天然資源もなく、ベニ県の大きさしかないのに発展しています。他方、我々は広大な国土と天然資源を有しているにもかかわらず、発展途上にあります。それは、規範、勤勉といったものが我々に欠けているからです。教育は国の発展に必要不可欠なものです。」と述べました。
 本竣工式の模様は新聞各紙において報じられたほか、テレビニュースでも報道されました。

 *平成12年度無償資金協力

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