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ボリビア共和国
「サンタクルス県北部橋梁建設計画」
引き渡し式(平成9年5月21日)

 この日、引き渡された7つの橋のうち、一番長い橋「オキナワ‐パイロン橋」で、サンチェス・デ・ロサーダ大統領ほかが出席して式典が行われました。
 「43年前、この地で働くためにやってきた日本人移住者のためにボリビアが手を差し延べ、移住者はボリビアの発展のために寄与してこられた。これと同様に、これらのすばらしい7つの橋は日本とボリビアの2国を結ぶ、協力と友情のシンボルである。・・・我々の子供の子供まで、この橋の恩恵を享受することになるだろう」、大統領はこのように述べて橋の完成を大勢の出席者と共に喜びました。会場では、プロジェクト経過の写真が展示された他、近隣の学校の生徒たちによるバトン演技、オキナワ移住者による空手の模範演技、鼓笛演奏と次々と催しが披露され、この模様は、テレビ、ラジオ、翌日の新聞各紙で、大々的に報じられました。

(*) 案件概要:平成7年度無償資金協力
 農業生産基盤、特に農業道路・橋梁の整備が劣悪なために、降雨による農産物への被害が出ていたサンタクスル県(**)北部、国道9号線沿い(グアビラ-オキナワ間)に7つの橋を建設し、通年通行を可能にします。消費地への安定的供給、保健・教育等の公共サービスの普及・改善が行われます。

(**)ボリビアの首都ラパスから東へ800kmのところに位置するサンタクルス県には、1954年以降、日本からの移住が行われており、オキナワ、サンファン等の移住地が形成されています。

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