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コートジボワール
「小学校建設計画(2/3期)」
起工式(平成9年3月10日)

 ヤムスクロ市郊外で開かれた起工式は、象牙海岸の5大臣、教育関係者他、多数の要人を迎えて行われ、2000年までに初等教育の就学率を90%に高めること等を政策目標にしている同国の意気込みを感じさせるものでした。
 挨拶に立ったフォロゴ国務大臣兼首相代理は、「我々は、日本人の規律、真面目さ、仕事熱心さを見習い、日本を良い手本として発展していきたい。小学生のみなさん、新しい学校で良く勉強して第二のウフエ・ボワニになってください。(ヤムスクロ市は、故ウフエ・ボワニ前大統領の出身地)」と述べて日本への謝意を表明しました。
 引き続き、地元小学生ら約500人の観衆が見守るなか、キプレ大臣と日本大使の手によって記念のモニュメントが据え付けられ、この模様は翌日の新聞で大きく取り上げられました。

(*)案件概要:平成8年度無償資金協力

 コートジボワールでは、独立以来の教育普及政策によって就学率の向上が図られてきた結果、初等教育の就学率は約71%に達しており、政府は更に2000年の初等教育就学率を90%に高め、都市部の1クラス当たりの児童数を現在の70人から50人にすることを政策目標としています。今回の協力は、この目標達成を支援するもので、民間の事務所や倉庫等を教室として借用している状況が数多く見られる最大都市アビジャンとその近郊を対象に、22校138教室の建設工事と、机・いす等の備品を整備します。これにより、19,500人の就学児童の教育環境の改善に裨益します。


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