ブルキナファソ
「小学校建設計画」
竣工式 (平成9年4月14日)
式典には、サヌゥ基礎教育識字大臣、ウエドラオゴ外務大臣はもとより近隣の村からの見物人も合わせ約1000人がつめかけました。
日本大使は、スピーチの中で日本の協力について紹介し、「すべての協力はアフリカの発展を思う日本の納税者の願いが込められている」と述べ、更に「校長先生、教員及び生徒をはじめとする村の方々の教育に対する真剣な態度に感銘を受けた。これらの生徒の中から国の将来を担う人物が輩出されることを願う村人の気持ちは叶えられるだろう」と付け加えました。
途中でマイクが切れるハプニングがありましたが、人々は現地語での通訳に耳を傾け、要所要所でしきりに頷き拍手を送る光景が見られました。式典終了後、住民たちは、日本大使と大臣を村の入り口まで見送り、車列が見えなくなるまで手を振り続けていました。
また、この模様は現地紙でも一斉に写真入りで報道されました。
『 -日本より79教室が無償で供与される- 建設された31校は、日・「ブ」友好関係を象徴するものとして「友情学校」の洗礼名を受けた。・・・この計画では、79教室以外に、貴重なものが供与された、それは、男女用の換気口付トイレ186個、蛇口付きの飲水用水瓶、掃除用具である。これにより、対象5県にいる4000もの児童の学習環境が改善される。 (現地 ロプセルバトゥール・パアルガ紙)』
(*)案件概要:平成7年度無償資金協力
ブルキナファソの教育分野は開発途上国の中でも劣悪な状況にあり(初等教育の就学率は約33%(1994年))、既存の小学校の中には、天候の影響を受けたり、安全面でも問題のある藁葺きや日干し粘土のレンガ造りの仮設教室が数多く存在しているほか、1乃至2教室のみの小学校も多数存在し、就学率の伸びない一員ともなっている。今回の協力は、5つの県にあるこうした31の小学校の79教室の立て替え、増築及び机・イス等の教育備品の整備を行うものです。