ODAとは? ODAちょっといい話

世界の国からありがとう

パプアニューギニア
「ポートモレスビー国際空港整備計画(フェーズI)」引渡式(平成10年3月9日)

 パプアニューギニアの「新しい顔」ポートモレスビー国際空港の引渡式には、35度を越す強い日差しの中、約3000人が集まりました。スケイト首相が会場に到着すると割れんばかりの拍手がわき起こり、歓喜の式典が始まりました。
 関係者からのお祝いと感謝の挨拶が続いた後、最後にスケイト首相が演説を行い、プロジェクトの経緯や日本からのこれまでの援助の数々を紹介し、「日本はきわめて重要なパートナーであり、多大な貢献をしてくれていることはあまりにも明白です。... 本日この場を、日本の今後の支援と友情に対する感謝の意を日本の皆様へ伝える場とさせていただきたい。」と述べ、「この新空港は国の玄関口として誇るべき財産である。」と指摘して締めくくりました。
 平成9年6月27日に両国間で航空協定が結ばれ、関西空港からも直行便が就航し始めた今次新空港の開港は、終始お祭り騒ぎのような熱気に包まれて行われ、現地紙ではカラーページで特集号を出すなど、大々的に伝えられました。

(*)案件概要:1988年度 有償資金協力
 唯一の国際空港であり、国内的にも首都と各都市村落を結ぶ中心空港として国内空路の要であるポートモレスビー空港は、老朽化が激しく、改修が求められていました。
 日本の協力は、ポートモレスビー国際空港施設の改修・整備を通じて、同空港の安全かつ効率的な運営を図り、今後の観光開発に伴う旅客の増加に対応するもので、具体的には、2750mの滑走路、国内・国際線のターミナルビルの建設、管制塔などが整備されました。


このページのトップへ戻る
目次へ戻る