記事概要:
在セルビア・モンテネグロ日本大使は、ベジャニスカ・コサ病院を訪れた。日本政府は昨年、同病院に対し70,000ユーロ相当額の医療機材(消毒器、心電図、除細動器、電気メス、手術用開腹器セット等)の供与を行っている。 日本大使は、「今回のプロジェクトがベジャニスカ・コサ病院の医療状況の改善のみならず、より多くのベオグラード市民の命を救うことに貢献していると確信している。日本政府は過去4年間にセルビア・モンテネグロの各地に計20台の救急車を供与しており、ベオグラード市に対しては今回を含め8台の救急車を供与している。この先数ヶ月も救急医療の分野におけるプロジェクトを続けていく予定である」と述べた。 ベジャニスカ・コサ病院のニコラ・ミリニッチ院長は、今回供与された医療機材は、それらが最も有効に活用される場である救急医療部門において使用されている旨述べた。 トミツァ・ミロサヴリエビッチ・セルビア共和国保健大臣は、すべての患者を代表して日本政府及び日本国民に対する感謝の意を述べた。同大臣は、今回供与された医療機材は、ベジャニスカ・コサ病院において提供される質の高い医療サービスの維持に貢献する旨述べた。また、「各病院にとって最も重要な点は、緊急時対応の用意がなされていること、十分な医療機材を持っていること、訓練されたスタッフを持っていることである。政府予算からの基金により、今年末までに、外来患者のための診療設備の修復が計画されている。」と述べた。 ボヤン・スタノイェビッチ・ベオグラード市総局長とジュリコ・オジェコビッチ・ノヴィ・ベオグラード区長も患者を代表して、また個人としても日本政府に対する謝意を述べた。 状況の改善:保健省は、400万ディナールを費やしてベジャニスカ・コサ病院の救急外来処置室の修復を終えた。現在、病棟~食堂間の暖房設備の接続工事が進行中であり、病院のスペースの拡張のみならず患者への給食状況が改善される予定。 |
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(グラス紙 2005年3月15日) ベジャニスカ・コサ病院に関するデータ(1年当たり) ・特別な処置が必要な患者数:10万人 ・入院患者数:1万人 ・患者数:100万人 |