セルビア・モンテネグロに対する日本の支援へのベオグラード市民からの感謝の投書が、現地紙に掲載されました。同国では、ベオグラード市における日本の数々の支援が広く知られているだけでなく、それらが非常に好意的に受け止められています。
投稿記事一部抜粋(仮訳):
ポリティカ紙に掲載された「セルビアの人々への支援」と見出しの付いた「日本人が病院をつくる」という記事は、私の注意を引きましたが、その記事からは、ある日本企業がセルビアに病院を建てたいと願っていることが分かります。その企業の代表は、「私達の目的は、セルビアの人々を助けるためにセルビア当局が決める所に病院を建てることです。利益を得ることが目的ではありません」と言いました。 このような報道を読むのは、これが最初ではありません。日本及び日本の方々は、ここ数年の間に幾度にもわたり様々な形でセルビアの人々を支援してきました。・・・日本人は、物質的な意味での支援から、新たな局面の支援、理解そして協力に移行しています。・・ ・・・日本の方々は、「支援」という言葉が意味するところのものを行って下さっているだけではなく、元来その言葉が持つ意味を想起させても下さっています。・・・セルビアやセルビア人に対しては、様々な国や国際機関が何らかの条件を付して支援を約束したという事を、毎日のように新聞で読んだり耳にしたりします。条件付きの支援とは一体何でしょうか。それは「支援」とは別のものです・・・ 日本の方々に対しては何もお返しすることはできませんし、日本の方々も私達から何も期待していないでしょう。今の私が出来るのは、日本の方々からの支援、そして、国と国との関係や人と人との関係が利益だけではなく別の原則に基づき得るということを示し、証明してくれた日本の方々の努力に対して、心からありがとうと言うだけです。・・・病院、学校、バスを与えてくれただけではなく、すべてが失われたわけではないという希望も与えてくれているのです。 |
![]() (ポリティカ紙 2004年10月26日)
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