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セルビア・モンテネグロ
発展途上国に対する50年間にわたる日本による経済協力バルカン諸国に対し約5億ドル相当の支援を実施(ダナス紙 2004年11月18日)

 2004年11月、在セルビア・モンテネグロ日本大使は、日本の国際協力50周年を記念し、同国の政府要人との意見交換会を開催しました。同年11月18日付けの現地ダナス紙は、意見交換会での日本大使の発言を中心に、我が国の経済協力の概要を報じています。

記事概要:
 日本の2003年における経済支援の総額は、約86億ドルに達し、世界第2位の支援国となっているとともに、日本は過去50年間に全世界の計185ヶ国に対し総額約2,210億ドルの支援を行ってきた。日本は、経済協力を通じて民主化と経済発展、特に「人づくり」すなわち人材開発の分野に重点を置いた支援を継続していく意向である。
 また、1990年以降バルカン諸国は日本から総額4億8,967万ドル相当の支援を受けており、このうちセルビア・モンテネグロに対しては、肥料の購入、揚水発電所の改修、バス、医療機器の供与、学校の修復、救急車や環境保護機材の供与等総額8,049万ドルの支援を行ってきた。
 2001年以降、技術協力の一環として日本は、セルビア・モンテネグロから81名の研修生を受け入れている。研修対象分野は、中小企業振興、産業政策、投資促進等である。一方で日本はセルビア・モンテネグロに対し環境管理や病院経営の分野の専門家計5名を派遣しており、来年3月までに更に2名の専門家の派遣を予定している。
 セルビア・モンテネグロに対する日本の支援は民主化と経済発展を目的に実施されており、将来にわたる両国間の友好関係の強化にとって極めて重要な役割を果たしている。

ダナス紙 2005年11月18日、写真は左から、在セルビア・モンテネグロ日本大使、ミロサブリェビッチ・セルビア・モンテネグロ保健大臣、ヒルシュホファーIMFベオグラード事務所所長

ダナス紙 2005年11月18日、写真は左から、在セルビア・モンテネグロ日本大使、ミロサブリェビッチ・セルビア・モンテネグロ保健大臣、ヒルシュホファーIMFベオグラード事務所所長

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