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インドネシア
「日本国民からの米(スマトラ沖津波災害支援)」
(コンパス紙 2005年5月6日)

 スマトラ沖津波災害の時に日本が行ったコメ支援に関して、インドネシアの現地紙「コンパス」紙に感謝の投稿がありました。

バンダ・アチェ在住のジクラヤティ・ムザキン女史より

 「私は、46歳主婦、3人の子供である。夫は3年前になくなった。津波発生からちょうど3ヶ月経った3月26日、ある感動的な出来事があった。米を炊こうとして、外国からの支援物資である米の袋を開けようとすると、袋には日本の日の丸ステッカーが付いており、from the people of Japan と書いてあったのだ。私や家族が毎日食する米が、名も知れぬ人から送られているのだった。遠い国から送ってくれた人へ、どのようにしてお礼を言えばよいのだろう。ただ神に感謝の気持ちを伝えることしかできない。子供を学校へ送っていくとき、外国からの援助隊とすれちがった。大きな悲しみの毎日で、こうした人々の存在には心打たれる。何十万もの人があの世に行ってしまったが、バンダ・アチェで支援活動を行ってくれた外国の人々の誠意だけが、私たちの心の慰めとなった。彼らにも、心優しい行為に対する神のお返しがありますように。」

(「KOMPAS」紙(2005年5月6日付、6面)読者投稿欄よりの転載)
「KOMPAS」紙(2005年5月6日付、6面)読者投稿欄よりの転載
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