記事概要:
日本政府の無償援助である広西天湖貧困区貧困救済計画が地元の太鼓や獅子舞と共に竣工した。これによりプロジェクト地域の13.5万人(305村)の農民の水道、電気、道路の問題が解決する。これは中国にとってこれまで外国から受けた無償援助での金額では最大級の貧困救済プロジェクトである。
竣工式では地元の人々の獅子舞やチャルメラが賑やかに演じられ、式典に参加した日本からの関係者や在中国日本大使館公使、広西自治区の副書記、桂林市長などの貴賓を歓迎した。このプロジェクトにより各村に道が通り、各戸に電灯がともり、人々の生産・生活条件が効果的に改善された。このプロジェクトは彼らが一刻も早く貧困から脱却し、豊かになることを力強く推進するものである。
(桂林晩報 2004年7月10日)
記載されたプロジェクト紹介:
広西天湖貧困区貧困救済計画は、特に貧困が著しい広西壮族自治区桂林市において、貧困脱却を目指すため、給水、発電機材等の購入に係る資金について支援するもので、2002年4月に閣議で承認され、同年6月に日中政府の正式な署名が交換された。日本からの無償資金協力の供与限度額は、6.7億円であり、中国側も6.1億円相当の投入を行い、合計12.8億円により、13.5万人への水、電気の供給がはかられる。