記載概要:
12月28日、日本政府が借款を供与した我が省の公共衛生プロジェクトが正式に始動した。日本政府は我が省の公共衛生インフラ・プロジェクトに合計23.66億円、約2,015万米ドル相当の円借款を供与する。当該プロジェクトの目標は、一つは公衆衛生におけるニーズを満たし、人々の健康状態を改善し、伝染病のような突発的な公共衛生事件に対処する能力を高めることである。二つ目は、伝染病と関係する省・市レベルの公共衛生施設を改善することである。プロジェクトの内容は、省・市の疾病予防コントロール能力を改善し、伝染病院或いは伝染病棟の治療能力を高め、我が省で疾病予防・コントロール、伝染病治療に携わる医療関係者に専門のトレーニングを行うことである。プロジェクトは省・市の32の医療衛生機関に及ぶ。
滕衛平・副省長が瀋陽で行われたプロジェクト開始記念式典に出席し、挨拶した。日本国際協力銀行北京事務所、在瀋陽日本総領事館からも代表が式典に参加した。
(遼寧日報 2004年12月29日)
記載されているプロジェクト紹介:
2003年度に供与された公衆衛生基礎施設整備事業は、2002年暮れから中国で広まったSARS(新型肺炎)の発生を受け、中国における公衆衛生体制を改善するため実施されることとなった。本プロジェクトの対象となった省は、遼寧省の他、黒龍江省、吉林省、河北省、山西省、河南省、安徽省、湖北省、湖南省、江西省と10省に及んでおり、供与限度額も全体で262.18億円に上る。