軍縮不拡散イニシアティブ(NPDI)は,国連安保理決議1718号,1874号,2087号への極めて重大な違反となる2月12日の北朝鮮による核実験を強く非難する。2012年12月の弾道ミサイル発射に続く今回の実験は,北朝鮮が,安保理諸決議及び2005年の六者会合共同声明が定める国際義務と約束に反し,核兵器と弾道ミサイルの開発を継続していることを示す。
今回の核実験は受け入れられるものではなく,北東アジア及び世界の平和と安全保障を深刻に損ない,核兵器不拡散条約(NPT)への重大な挑戦を構成する。このような北朝鮮の挑発に対し,国際社会による更なる行動が不可欠である。
また,今回の実験は,包括的核実験禁止条約(CTBT)の発効とNPTの効果的な履行を含めた,核軍縮と不拡散の国際的枠組みを更に強化する緊急性を改めて想起する。
NPDIは,各国に対し,核兵器を含むあらゆる大量破壊兵器のない世界を達成,維持する努力を継続すること,及び,平和,相互信頼,友好関係,協力を促進する国際的取り組みに反する行動を慎むことを求める。