グローカル外交ネット
ジョージアにおける沖縄県のPR
在ジョージア日本国大使館
1 はじめに
本稿では、2025年後半から2026年前半にかけてジョージアにおいて実施された、沖縄県の豊かな食と文化の魅力を紹介する2度のPRイベントについてご紹介します。これらの取り組みは、ジョージアにおいて日本の地方の魅力発信を一層強化する試みの一環として実施されたものです。
2 日本・沖縄のグルメフェア
2025年10月、在ジョージア日本国大使館の協力の下、トビリシ市内のスイスホテルの主催で沖縄の食文化を紹介するイベント「日本・沖縄のグルメフェア」が開催されました。
本イベントでは、沖縄県産の食材や加工食品、泡盛をはじめとする酒類などの試食・試飲が行われ、来場者に沖縄ならではの食の魅力を体験いただく機会となりました。沖縄県産食品及び酒類に特有の風味や素材の個性が際立つ料理や飲料は、多くの来場者に新鮮な驚きをもって受け止められ、会場は活気に包まれました。参加者からは、「これほど多様で魅力的な沖縄の食文化に触れる機会は初めてであり、大変印象的であった」、「特に石垣牛のステーキがおいしかった」といった声が聞かれ、主催者からも「当地で沖縄の食や泡盛、飲料にこれほどの注目が集まるとは期待以上であった。今後もPRを継続したい」との前向きな評価が寄せられました。
日本・沖縄のグルメフェアに参加した沖縄の食品・飲料を扱う企業関係者や寿司職人等
3 天皇誕生日祝賀レセプションにおける沖縄県のPRブース
こうした成功を踏まえ、沖縄の魅力をさらに幅広い層に発信するため、2026年2月26日、在ジョージア日本国大使館が主催した「令和7年度天皇誕生日祝賀レセプション」(於:トビリシ市内のプルマンホテル)において、沖縄県のPRブースを設置しました。
本レセプションでは、日本の地方自治体の魅力を紹介するブースのほか、日本産酒類、日本茶、日本文化、政府開発援助(ODA)に関する展示や体験コーナーが設けられ、日本の多様な魅力を総合的に発信しました。
沖縄県のPRブースも設置され、沖縄県貿易協会や同県企業関係者が、沖縄の多彩な魅力を紹介する映像を紹介しつつ、沖縄県産の食品、菓子、飲料、泡盛などの特産品を振る舞いました。来場者からは、その独特の味わいや香りに強い関心が示されました。
特に泡盛は多くの来場者の関心を引き、高い評価を得ました。ジョージアにも「チャチャ」という伝統的な蒸留酒があることから、両者の比較を通じ、会話が盛り上がりました。
さらに、会場内の大型スクリーンにおいても沖縄県から提供を受けたPR映像を上映し、観光地としての沖縄の魅力のみならず、歴史、文化、食といった多面的な魅力を総合的に発信しました。
こうした取組は、来場者の沖縄に対する理解と関心を一層高めるものであり、訪日時の訪問先候補としての沖縄の認知向上にも寄与することが期待されます。
4 おわりに
2度にわたるPRイベントに参加した沖縄の食品・飲料を扱う企業2社は、ジョージア市場における沖縄県産の食品・酒類展開の可能性を見据え、現地での企業登録を行うなど、今後のビジネス展開に向けた具体的な動きを進めています。これらの取り組みは、文化紹介にとどまらず、実際の経済活動及び日本企業進出に繋がる成果として注目されます。
在ジョージア日本国大使館としては、今後もこうした機会を活用し、沖縄をはじめとする日本各地の観光資源や地域の魅力を積極的に発信していく方針です。これにより、ジョージアからの訪日観光の促進や地方への関心拡大を図るとともに、両国間の人的・経済的交流のさらなる深化に貢献していきます。
天皇誕生日祝賀レセプションにおける沖縄県のPRブース
沖縄県産の食品等を来賓に紹介する石塚英樹駐ジョージア日本国大使
