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マレーシアにおける岩手県のPRレセプション等の開催について
岩手県商工労働観光部 産業経済交流課
1 はじめに
マレーシアは、「世界の成長センター」として発展を続けるASEAN諸国の中でも特に高い成長率を誇る将来有望な市場であり、これまで、岩手県では、2007年から2016年まで、イオンマレーシアにおいて物産展を連続して開催するなど、マレーシアとの経済交流を重ねてきたところです。
今回、岩手県では、アフターコロナにおけるマレーシアでの岩手県産品の輸出力強化や誘客促進を図るため、岩手県の商工・観光・農業団体とともに「オールいわて」でマレーシアでのトップセールスを実施することとし、在マレーシア日本国大使館の御協力をいただき、令和5年12月21日(木曜日)、駐マレーシア日本国大使公邸において、岩手県の魅力を総合的にPRする「岩手県物産・観光PRレセプション」を開催しました。
2 駐マレーシア日本国大使公邸でのPRレセプション

レセプションには、政府関係者、食品流通関係者、 メディア関係者、現地日本人会など、80名を超える皆様に御参加いただきました。
冒頭、本県出身の、髙橋駐マレーシア特命全権大使から御挨拶をいただき、続いて達増知事から、マレーシアにおいてプロモーションを行うことのできる喜びと、東日本大震災津波への御支援への感謝、そして食や観光など岩手の魅力についてプレゼンテーションを行いました。

加えて、レセプションに同行いただいた、岩手県八幡平市の「ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン」のマイケル・ファーリー創設校長からも岩手県の魅力をPRしていただきました。
レセプションでは本県の誇る米、牛肉、りんご、水産物をふんだんに使用した料理をはじめ、2024年9月に地理的表示GI指定を受けた日本酒などを参加者の皆様に提供しました。
また、南部鉄器などの伝統工芸品の展示や観光パンフレット等の配付により、本県の物産や観光も併せてPRしました。
参加者の皆様からは、県産農林水産物や日本酒、観光等について高い評価をいただき、「今後、取り扱いたい。」、「早速来県したい。」旨の声を多数いただきました。
3 おわりに

今回のトップセールスでは、大使公邸でのPRレセプションに加え、イオン株式会社と連携したイオンマレーシアでの「いわてフェア」、仙台国税局と連携した「GI岩手(日本酒)PRセミナー」などの開催、現地自治体や旅行会社、県産品を販売する商業施設への訪問などを通じ、岩手県が誇る、安全・安心で高品質な食をはじめ、自然や歴史文化、特色ある伝統工芸品への評価について確かな手応えを感じることができました。
今後も、今回築いたネットワーク等を大切にしながら、輸出や観光誘致に取り組んでまいります。