グローカル外交ネット
dining gallery 銀座の金沢
金沢市経済局クラフト政策推進課
一般社団法人金沢クラフトビジネス創造機構
1 ここは「工芸」と「食文化」の発信拠点施設
金沢市は本州中央部の日本海側に位置し、伝統芸能や伝統工芸を育む生活文化の営みや、市内を流れる犀川と浅野川と緑濃い山々とに囲まれた豊かな自然に恵まれた都市であり、百万石の石高を誇った加賀前田家の城下町として栄えました。とりわけ工芸のまちとして知られており、金沢箔や加賀友禅などをはじめ、多種多様な工芸を見ることができます。
そんな金沢の魅力である「工芸」と「食文化」を首都圏において発信する拠点施設「dining gallery 銀座の金沢」は、2014年10月30日に商業施設「キラリトギンザ」の6階に開設されました。ユネスコが認定する、クラフト創造都市の金沢が持つ工芸の魅力発信と、「金沢の食文化の継承及び振興に関する条例」に基づき、食・器・しつらえ等、金沢固有の文化の発信を行っています。
金沢といえば、冒頭のとおり、伝統芸能や伝統工芸、自然にあふれたまちとして知られていますが、それは、「金沢」の魅力のほんの一部です。 「銀座の金沢」は古き良きものやみなさまご存じの魅力だけでなく、「今」の金沢を感じていただきたい、そんな思いから誕生しました。
- 店舗正面
2 ギャラリー
金沢が世界に誇る工芸品、より良い暮らしのためのモノづくりを、作り手とともにご紹介しています。独自に企画する「企画展示ギャラリー」、若手作家の生活工芸を中心とした「ショップ・ギャラリー」、さらに、金沢を代表する美術工芸の作品を鑑賞できるコーナーも設置し、金沢の伝統と現在を感じられる作品を展示販売しています。最近では、工芸作家10名の作品企画展「初秋の装い~十人十色のKogei Jewelry」で秋めいてくるこの時期にぴったりの、華やかで気品ある花詰技法の魅力が詰まったアクセサリーを楽しめる、季節に沿ったイベントを開催した他、石川県の九谷五彩と古典柄の美しい魅力を独自の表現で作陶されている工芸作家の初個展など、金沢を感じていただけるさまざまな企画展示を行っています。
- 多様な工芸品が揃うギャラリー
3 ダイニング
新鮮な海の幸、滋味深い山の幸、加賀野菜など、金沢は食材豊かなまち。四季折々の旬の魅力は、短い滞在ではなかなか味わいつくすことができないものです。金沢の食材及びこれに係る調理法、食器、作法、しつらえ等の食文化を発信するため、ダイニングでは、日本料理「銭屋」主人髙木慎一朗氏監修のもと、四季折々の旬の地元食材や、金沢の器を使い「銀座の金沢」だけで味わえる特別な料理をご用意しています。ランチ、ディナー、カフェ、バーで展開しており、さまざまな側面から金沢の食を体験いただけるよう尽力しています。バーでは金沢の酒「加賀鳶」や「金沢百万石ビール コシヒカリエール」、「能登わいん」、「加賀棒茶」など、石川県が誇るラインナップも提供し、銀座で金沢の息吹を感じていただける空間となっております。
4 イベント
茶会や邦楽鑑賞など、金沢の文化、伝統芸能を体感していただけるイベントを企画しています。9月には、「狂言の夕べ~仏師~」と題し、金沢の文化「狂言」を発信しました。現在まで伝承されてきた金沢における狂言、現代にも通じる庶民性とほのぼのとした笑いの世界を来場者に体感いただけました。その他、11月、12月にも、工芸ワークショップなどのイベントを控えています。見ていただくだけでなく、触れて、体験して、金沢の魅力を五感でお楽しみください。
- さまざまなイベントを開催
5 オンラインでの発信
令和元年度にはオンラインショップを開設し、コロナ禍で営業が休止となった時も、ギャラリーとして販路を確保することができたほか、首都圏以外のお客様からもご購入いただく機会が増えました。さまざまなジャンルの作品を、お手頃価格でお買い求めいただけます。みなさまに金沢の魅力を手に取って感じていただけるよう尽力しています。また、SNS(Facebook、Twitter、Instagram)も活用し、企画展に併せたインスタライブの配信など、写真や動画をふんだんに用いた情報発信を積極的に展開しています。
6 最後に
ここは銀座。ここは金沢。
金沢のヒト、モノ、コトとの交流、さまざまな金沢体験を味わっていただける場です。
みなさまと金沢がもっと近くなるようお手伝いをしてまいりますので、スタッフ一同,心よりお待ち申しあげております。