グローカル外交ネット

令和4年8月23日

在ベルギー大使館 広報文化班

 2022年7月初旬、当館は日本大使公邸において、姉妹都市連携強化レセプションを開催いたしました。

 ベルギーと日本は、8つの姉妹都市関係、2つの友好都市、そして友好港関係(注)を結んでおり、それぞれ活発な交流が行われています。

 通算第8回目の開催となる本レセプションは、"Friends of Japan"の会と題し、日本と姉妹都市・友好都市・港関係にあるベルギーの関係者、これらの都市で事業を行う一部日本企業の方々、学術関係者、日本政府観光局(JNTO)、一般財団法人自治体国際化協会(CLAIR)、JETRO(日本貿易振興機構)等関係者を招待するなど、これまでと違う新たな分野間の関係構築をしていただけるような会を目指しました。

 会場には、各姉妹都市・友好都市を紹介するブースを設け、各都市に係わる物品や写真を展示し、参加者にそれぞれの市の取組みについて知っていただく工夫をしました。ナミュール州知事からは、ナミュール市と大垣市の交流に係る展示写真について、「過去にこんな交流があるとは自分も知らなかった。展示していただき勉強になった」との謝意が示され、また、元リンブルグ州知事からは、同州への日本人選手誘致による日・ベルギースポーツ交流について具体的に提案されるなど、活発な意見交換が行われました。

(写真1)姉妹都市・友好都市関連展示物に見入る来場者 (姉妹都市・友好都市関連展示物に見入る来場者)

 日本酒試飲コーナーにおいても、日本酒の選定方法やベルギー内での購入可否について質問されるなど、予想以上の高い関心が示されたほか、公邸シェフによる日本食を味わい、日本の洗練された多彩な食文化への理解を深められた等の感想も寄せられました。

(写真2)会場の様子 (会場の様子)

 また、当館がこれまであまり接点のなかった日本企業の方々とも知り合う貴重な機会を得、昨今のエネルギー価格高騰による各企業の現状、対露制裁が港での輸出入に与える影響等についても報告を受けるなど、当館の人脈開拓の観点からも大変良いご縁をいただきました。

 姉妹都市・友好都市の代表者と、これらの都市で事業を行う日本企業の代表者の方々との交流は今回が初めての試みでしたが、自治体に留まらない幅広い関係者間の協力の可能性を大いに感じました。 とりわけ、昨年はゲント市・金沢市の姉妹都市提携50周年、今年はワーテルロー市・長久手市の姉妹都市交流30周年と、大きな節目を迎えていることから、このタイミングで開催できたことを嬉しく思います。

(写真3)懇談する参加者達 (懇談する参加者達)

 現在も都市間の往来は難しい状況にありますが、新型コロナウイルス感染症の状況が改善し、今後さらなる姉妹都市・友好都市関係の発展を祈りつつ、当館も継続して姉妹都市関係者間の交流をサポートしてまいります。

 (注)https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/japbel_sistercities.html別ウィンドウで開く

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