グローカル外交ネット

令和3年10月25日

山形県みらい企画創造部
国際人材活躍・コンベンション誘致推進課

1 はじめに

 山形県には、山形県とタイ王国間の観光、貿易、教育等あらゆる面での連携を進める山形県タイ友好協会(事務局:株式会社荘内銀行)があり、令和3年3月に同協会から駐日タイ王国大使館商務参事官事務所を紹介いただいたことから、本交流が始まりました。

2 第1回交流会

(画像1)モニター上に並ぶ交流会参加者の皆様 第1回山形県タイ王国オンライン交流
(YouTube投稿用のサムネイル画像)

 本年は計3回のオンライン交流を予定しており、山形県タイ友好協会との共催で、駐日タイ王国大使館商務参事官事務所にも後援をいただき、第1回交流会を7月に開催しました。第1回交流会では、商務参事官事務所所長、カシコン銀行東京事務所所長、県内のタイ進出企業社長をはじめ、様々な分野のパネリストに登壇していただき、実りあるパネルディスカッションとなりました。
 具体的には、「やまがたの山菜で作るトムヤムクンがタイの方々の口に合う」や、「7月までスキーが楽しめる月山や月山志津温泉の雪旅籠の灯り(ゆきはたごのあかり)をタイにPRしたい」、「キャンピングカーを流行らせてやまがたとタイのお互いの経済発展に繋げたい」、「経済水準の上がるタイにやまがたのいいものを売り込むべき」、「タイの宿泊施設経営者の投資を呼び込むことも可能性としてある」等、今後の連携拡大に繋がるアイディアを見出すことができました。

 もしご興味がありましたら、YouTubeでご覧ください。

3 山形県庁発バーチャルユーチューバー

 (画像2)パンフレット 交流の案内

 コロナ禍において、オンライン国際交流は全国的に行われているかと思いますが、本交流のユニークな点が2つあります。
 1つ目は、県内銀行、県内企業や旅館、タイ政府と連携して交流を進めている点です。あらゆる分野・立場の方々が一堂に会すことにより、第1回でも地方活性化にも繋がるビジネスチャンスやヒントに気づくことができました。
 2つ目は、山形県庁発非公式バーチャルユーチューバー(Vtuber)「ジョージ・ヤマガタ氏」の存在です。行政主催の交流というと堅苦しい、味気ないものを想像する方が多いと思いますが、本交流ではジョージ・ヤマガタ氏がコーディネートすることによって、登壇者や視聴者の興味を引く、面白い交流の実現を目指しています。ちなみに、「ジョージ・ヤマガタ氏」の素性はトップシークレットです。

4 今後の展望

(写真)オンラインでタイと繋ぐスタッフとカメラで交流中の様子を撮影しているスタッフの様子 交流中の様子

 タイの方々の中で山形県の知名度はまだ低いと考えられ、また、その逆も同じように思われます。山形県タイ友好協会をはじめ、様々な方々の御理解と御協力があり、県だけでは実現が難しかった交流を始めることができました。引き続き、県内外の関係者との輪を広げ、山形県とタイ王国の交流を深めて参ります。

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