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上海総領事館における山陰山陽ファンミーティングの実施
中国地域観光推進協議会
部長 河野 恒文
2019年9月21日(土曜日)「上海日本国総領事館多目的ホール・図書スペース」において「山陰山陽」エリアの認知度,来訪意欲向上に向けたファンミーティングを開催しました。
中国市場という巨大マーケットにおける「山陰山陽」の認知度向上を図り,山陰と山陽を巡る縦の観光ルートの訴求による回遊性を訴え,訪日旅行における次なる観光地としての選択をしてもらうためにPRを行いました。
概要
当日は台風の余波?で生憎の雨模様でしたが116名の参加者があり,知名度の高いインフルエンサーによる「山陰山陽」エリア観光地の紹介を主体として,実際にインフルエンサーが取材ツアーで巡った観光地の見どころ,楽しみ方をアピールし,旅行会社からは「山陰山陽」に向けて具体的な旅行商品の説明などがあり,ファンからは質問や自らの体験談の披露等,活発な意見交換が行われました。
訪日観光の中では,東京~大阪などの「ゴールデンルート」とは違い,まだまだ認知度の低い「山陰山陽」エリアではありますが,最近の傾向として中国の訪日旅行者のニーズが日本の原風景,体験ものへとシフトしてきた事もあり,大いに満足できる観光地になると思われます。具体的には鳥取県の和紙紙漉き体験,島根県の和菓子作り体験,岡山県の備前焼体験,広島県はお好み焼き体験,山口県は金魚ちょうちん作り体験が紹介されました。また,定番の人気スポットの紹介では,世界遺産の嚴島神社,倉敷美観地区,鳥取砂丘,足立美術館,元乃隅神社などの紹介に,参加者からは「私は行ったことがある!是非行くべきだ!」などの発言もいただきました。
会場ではファンミーティングに先立ち,自慢のポスターを飾った各県のブースでそれぞれの観光地PRを行い,参加者とのコミュニケーションを深めました。ファンミーティングの締めくくりは各県提供の特産,お薦めグッズの景品抽選会で大いに盛り上がりました。
領事館での「山陰山陽」エリアのイベントは初めての試みでしたが,この機会をチャンスと捉えて鳥取県,島根県,岡山県,広島県,山口県の「山陰山陽」5県が一体となったPRを今後も行っていきます。
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各県ブースでのPR
各県の観光地紹介で特徴をアピールしました -
会場の様子
真剣に,時には笑いも交え盛況でした -
質疑応答
各県の観光地への鋭い質問にタジタジ…
皆さんの「山陰山陽」への興味深さが伝わります