経済外交

内陸開発途上国

(LLDC:Landlocked Developing Countries)

平成30年6月28日

新着情報

1.概要

(1)定義

 内陸開発途上国(LLDC)とは,国土が海から隔絶され,地勢的に開発に不利な途上国をいう。特別の開発ニーズを有することから,ミレニアム開発目標(MDGs)においても, LLDC問題は,目標8のターゲットの一つとされている。(なお,1990年代ごろまでは,LLDCといえば,「the Least among less Developed Countries(現在のLDC)」のことを指し,内陸途上国やその抱える問題に関心を払う先進国は少なく,内陸途上国としてのLLDCが定着し始めたのは,2000年頃からである。)

(2)アルマティ閣僚会議

 2003年8月,カザフスタンのアルマティにおいて,内陸国の問題を話し合う初の閣僚レベル会合が開催され,1)基本的な通過政策問題,2)インフラ開発,3)国際貿易・貿易円滑化,4)国際的支援措置,5)執行及びレビューを優先事項としてアルマティ行動計画が策定された。 なお,地理的制約から生じる通過輸送コストの問題を解決するには,LLDCと通過途上国の協力が重要であるが,アルマティでの閣僚会議において,通過途上国が自らも資金不足等の困難に直面していることを主張した結果,アルマティ行動計画ではLLDCのみならず,通過途上国の課題についても盛り込まれている。

2.LLDC諸国(32か国)

アフリカ(16):
ボツワナ,ブルキナファソブルンジ中央アフリカチャド,エスワティニ,エチオピアレソトマラウイマリニジェールルワンダウガンダザンビア,ジンバブエ,南スーダン
アジア(10):
アフガニスタンブータン,カザフスタン,キルギス,ラオス,モンゴル,ネパール,タジキスタン,トルクメニスタン,ウズベキスタン
ヨーロッパ(4):
アルメニア,アゼルバイジャン,マケドニア(旧ユーゴスラビア),モルドバ
中南米(2):
ボリビア,パラグアイ

 (注)太字:後発開発途上国(LDC)(16か国)