国際保健
「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」について
【第7章】日本の貢献
平成28年1月15日
日本は、ポリオ根絶支援活動、結核対策、マラリアなどの寄生虫対策を積極的に推進してきた経験と実績を生かし、三大感染症対策についても様々な取組を行ってきました。 グローバルファンドに対しては、2013年12月の第4次増資会合において、2014年以降当面8億ドルを拠出することを表明し、2002年以降、日本はこれまでに約23.5億ドルを拠出しています。2015年12月には、第5次増資準備会合を東京で開催しました。
我が国の拠出実績内訳(暦年) | |
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2002年 | 8,006万ドル |
2003年 | 7,999万ドル |
2004年 | 8,613万ドル |
2005年 | 1億ドル |
2006年 | 1億3,015万ドル |
2007年 | 1億8,601万ドル |
2008年 | 1億8,384万ドル |
2009年 | 1億9,443万ドル |
2010年 | 2億4,687万ドル |
2011年 | 1億1,423万ドル |
2012年 | 3億4,288万ドル |
2013年 | 1億2,227万ドル |
2014年 | 2億8,902万ドル |
2015年 | 1億9,023万ドル |
日本は主要ドナー国としての財政面での責務を果たすだけでなく、グローバルファンドの最高意思決定機関である理事会のメンバーとして、事業体制の改善や基金の運営に積極的に関与しています。
政府代表以外にも、技術評価レファレンス・グループ(TERG)や技術審査パネル(TRP)メンバーを輩出してきました。
支援案件の実施に関しては、途上国において、大使館やJICAが国別調整メカニズム(CCM)等に参加するなど、グローバルファンドによる支援案件の実施促進のために協力しています。とりわけ、JICAはグローバルファンド事務局の要請を受け、二国間援助機関としては特例的に、アフガニスタンで資金受入責任機関(PR)を務めました(2012年4月~2014年9月)。