国際保健

【第3章】グローバルファンドの事業

平成28年1月15日

 グローバルファンドは、三大感染症に対処するための資金を集め、その資金をもっとも必要とする地域へ振り向けるために設立されました。その目的を効果的に果たすため、政府や国際機関だけでなく、民間財団、企業等の民間セクター、NGOや感染症に苦しむコミュニティーといった市民社会が一体となってパートナーシップを組み、次の基本原則に則って、開発途上国における三大感染症の予防、治療、ケア・サポートのために資金支援をしています。

  • 資金供与に特化し、技術面では他の機関と連携
  • 事業の実施においては、開発途上国の主体性を尊重
  • 受益国の保健政策に沿って、予防、治療、ケアのバランスのとれた統合的アプローチを追求
  • 迅速かつ革新的な支援決定プロセスの確立
  • 運営の透明性と説明責任の確保

 感染症に苦しむ国々は、感染症の予防や治療のための案件を形成し、資金支援の申請を行います。グローバルファンドの資金援助は独立した機関(技術審査パネル)を通じて技術的な有効性が精査されるなど、限られた資金を最大限に有効活用するため、結果を重視するものとなっています。

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