貿易と開発

令和6年12月20日

1 設立

 1964年5月、開発途上国の輸出振興策の技術的援助を行う目的で、「GATT貿易センター」として発足。1968年1月、国連貿易開発会議(UNCTAD)の資金拠出を得て、「UNCTAD/GATT共同貿易センター」に改組される。1995年、世界貿易機関(WTO)の発足後に「国際貿易センター(International Trade Centre)」に名称変更した。途上国や中小零細企業の貿易促進支援(貿易のための援助(Aid for Trade))に特化した唯一の国際機関。

2 組織

  • (1)事務局長:パメラ・コーク=ハミルトン(Ms. Pamela Coke-Hamilton: Executive Director
    (2020年月就任。ジャマイカ出身)
  • (2)プロジェクト実施地域:144か国において、127プロジェクトを実施(2023年)。
  • (3)職員数:約400名(邦人職員3名)
  • (4)本部:ジュネーブ

3 重点分野

 以下の5分野を中心に、特に女性や若者を含む人々・コミュニティに持続可能な収入源と雇用機会を提供するため、主に途上国の中小零細企業(MSMEs)を対象とした技術協力を行っている(2023年ITC年次報告より)。

  • (1)持続可能かつ強靭なバリューチェーン
  • (2)包摂的な貿易
  • (3)グリーンな貿易
  • (4)デジタル貿易
  • (5)地域経済統合及び南-南貿易の支援

4 リンク

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