
京都大学における国際会議「アジア太平洋地域の持続的成長に向けて」
概要
平成18年11月

国際会議出席者による全体写真

浜田外務大臣政務官基調講演
- アジア太平洋地域の持続的成長にとっての課題(実態の把握とそれに基づく政策決定)及びそれに対応するために必要なデータを共有するためのメカニズム(ポータルWebサイトの形をとる)について議論するため、11月6~7日、外務省と京都大学の共催で、国際会議「アジア太平洋地域の持続的成長に向けて」が実施された。
- 同会議には、アジア太平洋地域の主要経済及び国際機関から約30名の有識者・専門家が参加し、環境やエネルギー等で潜在的リスクを抱える同地域の持続的成長を確保するために必要な情報とは何か、またどのように共有できるかについて議論した。
- 開会式において、浜田外務大臣政務官が基調講演を行い、アジア太平洋経済が「責任ある利害関係者」になるためにも、その経済の透明性や持続的成長の確保が重要であり、その前提としての情報共有メカニズムが必要であることを強調した。参加者は、その趣旨に賛同し、今後具体的方策をつめることとなった。
- 会議終了後、議長声明が発表され、アジア太平洋地域に関する基礎的経済データと持続的成長関連データを提供する、ウェブとインターネットを活用した情報共有ネットワークである「アジア太平洋経済研究メカニズム(Economic Information Sharing Mechanism of the Asia-Pacific:EiSMAP)を構築するために協力することが、参加者間で合意された旨が明記された。