平成23年9月
2003年,テレビ愛知制作「MANGAは世界の共通語」の番組の中で,イタリア,ドイツ,フランスから5名のゲスト・コスプレイヤーを誘致したことから始まり,「世界コスプレサミット」は今年で第9回目を迎えました。2005年からは,「世界コスプレ・チャンピオンシップ」を実施し,国内外17カ国の代表チームが参加しています。
日本の「漫画・アニメ」を介して「日本発の若者文化による国際交流の創造」に寄与することを目的としています。
近年世界的に人気の高いコスプレは,様々な国の若者たちを始め,多くの人々が日本への関心と理解を深め,国際交流に参画するきっかけを作っています。外務省としては,「世界コスプレサミット」が,ポップカルチャーを積極的に文化外交に活用するという方針に合致すると考え,平成18年から20年まで本件事業に後援名義を付与し,平成21年から主催者である実行委員会の構成員となっています。また,平成18年から外務大臣賞を授与しています。
第9回目となる「世界コスプレサミット2011」には,世界17カ国(含む日本)での予選を勝ち抜いた各国の代表が参加しました。8月3日には参加者を代表して,オランダ(初参加),中国,マレーシア(初参加),メキシコの代表8名が外務省を訪問し,髙橋外務副大臣を表敬しました。
8月7日には「世界コスプレ・チャンピオンシップ」が名古屋で行われました。優勝したブラジルチームには村田外務省広報文化交流部長より外務大臣賞が授与されました。
チャンピオンシップに出場した,スペイン・イタリア(準優勝)・デンマークの各代表が東北応援のため,東北を訪問しました。
この東北の様子は「世界コスプレサミット2011」公式HPで詳しく紹介されており,今後,参加者それぞれが母国において広く体験を発信することが期待されます。