外交青書・白書
特集 東日本大震災から10年を迎えて

5 広報動画の制作(被災地の状況や日本政府の取組などに関する正確な情報発信)

外務省は、被災地の状況や日本政府の取組などに関する正確な情報を世界に発信することによって、国際社会において震災や復興の状況などが正しく理解され、風評被害の解消や日本のイメージの回復・向上につながるよう努めている。2021年には、被災地に支援を行った各国・地域の人々と支援を受けた被災地の人々が、当時やその後の交流を振り返りつつ、復興に向かって歩み続ける東北を紹介する動画や、復興が進む福島の現在の姿を、自然や食、文化、地場産業に代表される豊かな観光資源と共に紹介する動画を制作・配信した。また、東京電力福島第一原発の廃炉の取組の進捗について、日本によるALPS処理水の処分が国際慣行に沿ったものであり、安全で実現可能であることを、グロッシー国際原子力機関(IAEA)事務局長や専門家のインタビューを通じて発信する動画を制作・配信した(7月)。

2021年7月から9月に開催された東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会は、「復興オリンピック・パラリンピック」と位置付けられた。外務省は、インフルエンサーを起用してホストタウンの魅力を発信する動画の制作などを通じ、「復興ありがとうホストタウン」の交流や魅力について海外への発信を行った。

福島の安全・再生の歩み(2021年10月22日YouTubeで公開)
福島の安全・再生の歩み(2021年10月22日YouTubeで公開)
https://www.youtube.com/watch?v=OHapAHuvo3M【日本語版】
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