国連外交

令和元年9月24日
第74回国連総会の際のG7外相会合
国連総会のためニューヨークを訪問中の茂木敏充外務大臣は,9月24日(火曜日)20時30分(日本時間25日(水曜日)9時30分)から約1時間にわたり,G7外相会合に出席したところ,概要は以下のとおりです(出席者:フランス・ドイツ・イタリア外相,EU外務・安全保障上級代表,カナダ外務次官,米国務次官,英国政務局長)。

1 中東情勢

喫緊の課題であるイランやリビアといった中東情勢について議論が行われました。各国からは,サウジアラビアの石油施設への攻撃事案により情勢が一層深刻化していることへの懸念が表明されました。茂木大臣からは,緊張緩和と情勢の安定化に向けて,日本として粘り強い外交努力を継続していく旨述べ,G7として,イランに核兵器を持たせず,地域の平和と安定を目指すという,ビアリッツ・サミットでも確認された目標に向け,各国間でも緊密に連携していく旨確認しました。

2 中国

アジア情勢について議論する中で,中国の最近の情勢についても議論が及びました。G7として,中国が,地域及びグローバルな課題を解決するため,建設的な役割を果たすよう促していくことが重要である旨意見の一致が見られました。

3 2020年のG7会合

来年の米国議長下で行われるG7会合のあり方について議論が行われました。

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