国連外交
安倍総理大臣の国連総会出席の際の安倍昭恵総理夫人の活動
平成29年9月28日
平成28年9月18日(月曜日)から21日(木曜日)まで,安倍総理夫人は国連総会に出席するためニューヨークを訪問した安倍総理に同行し,滞在中のニューヨークにおいて,様々な交流活動を行いました。
9月19日
(1)自閉症を持つ女性のための職業訓練施設「Girl AGain」訪問
安倍総理夫人は,ニューヨーク州ウェストチェスター郡ホワイトプレーンズにある,自閉症を持つ女性のための職業訓練施設「Girl AGain」を訪問しました。
「Girl AGain」は,自閉症を持つ若手女性達の職業訓練のために2014年に開設され,アメリカの少女の間で人気が高い「American Girl」の中古の人形等の寄付を受け,それを修復し販売する活動をしています。
安倍総理夫人は施設内の店舗スペースを視察した後,研修員(日本人1名を含む)の作業の様子を見学するとともに,研修員と交流しました。その後,「Girl AGain」創立者であり,自閉症支援NPO「Yes She Can」会長であるマージョリー・マドフィス氏と懇談しました。その中で,自閉症者の自立を目指した職業訓練に取り組む施設の活動について説明を受けるとともに,安倍総理夫人から,自閉症を含めた障害者が社会の一員としてそれぞれの使命や役割を果たしていくための支援が重要であり,同施設の活動を歓迎するとともに,今後も交流を続けていきたい旨述べました。
「Girl AGain」は,自閉症を持つ若手女性達の職業訓練のために2014年に開設され,アメリカの少女の間で人気が高い「American Girl」の中古の人形等の寄付を受け,それを修復し販売する活動をしています。
安倍総理夫人は施設内の店舗スペースを視察した後,研修員(日本人1名を含む)の作業の様子を見学するとともに,研修員と交流しました。その後,「Girl AGain」創立者であり,自閉症支援NPO「Yes She Can」会長であるマージョリー・マドフィス氏と懇談しました。その中で,自閉症者の自立を目指した職業訓練に取り組む施設の活動について説明を受けるとともに,安倍総理夫人から,自閉症を含めた障害者が社会の一員としてそれぞれの使命や役割を果たしていくための支援が重要であり,同施設の活動を歓迎するとともに,今後も交流を続けていきたい旨述べました。
(2)メトロポリタン美術館訪問
安倍総理夫人は,メトロポリタン美術館を訪問しました。
世界有数の日本美術を収蔵する同美術館で活動するマクスウェル・ハーン・アジア部長,ジョン・カーペンター日本美術学芸部長及びモニカ・ビンチック日本美術学芸副部長他の出迎えを受け,同美術館における日本美術の重要性について説明を受けるとともに,ニューヨークで活躍する千住博画伯を激励しました。
また,同美術館の日本館を訪問し,カーペンター同部長及びビンチック同副部長の解説を受けながら同美術館の日本美術等を鑑賞しました。安倍総理夫人から,同美術館の展示や活動を通じてニューヨークにおける日本美術の普及や理解の促進が進むことへの期待を表明しました。
世界有数の日本美術を収蔵する同美術館で活動するマクスウェル・ハーン・アジア部長,ジョン・カーペンター日本美術学芸部長及びモニカ・ビンチック日本美術学芸副部長他の出迎えを受け,同美術館における日本美術の重要性について説明を受けるとともに,ニューヨークで活躍する千住博画伯を激励しました。
また,同美術館の日本館を訪問し,カーペンター同部長及びビンチック同副部長の解説を受けながら同美術館の日本美術等を鑑賞しました。安倍総理夫人から,同美術館の展示や活動を通じてニューヨークにおける日本美術の普及や理解の促進が進むことへの期待を表明しました。
(3)日米婦人会
安倍総理夫人は,ニューヨークの日米婦人会の会合に参加しました。
日米婦人会は,日米相互の女性の出会う機会を作り出し,友好親善・相互理解を促進することを目的として1958年12月に設立され,現在も日米両国の女性の交流に関わる活動を積極的に行っています。
安倍総理夫人からは,日米婦人会がその活動を通じて日米両国の親交を深めてきたことに対する謝意を表明するとともに,東日本大震災を通じて実感した食の安全の重要性,様々な出会いを大事にしつつ,ともに日米関係の更なる強化に向けて協力したい旨述べました。
その後,安倍総理夫人は会合に出席した同婦人会のメンバーと歓談し,交流しました。
日米婦人会は,日米相互の女性の出会う機会を作り出し,友好親善・相互理解を促進することを目的として1958年12月に設立され,現在も日米両国の女性の交流に関わる活動を積極的に行っています。
安倍総理夫人からは,日米婦人会がその活動を通じて日米両国の親交を深めてきたことに対する謝意を表明するとともに,東日本大震災を通じて実感した食の安全の重要性,様々な出会いを大事にしつつ,ともに日米関係の更なる強化に向けて協力したい旨述べました。
その後,安倍総理夫人は会合に出席した同婦人会のメンバーと歓談し,交流しました。
(4)ライス・ピース・プロジェクト
安倍総理夫人は,お米を世界に広げることを目的にNPO Project 88が主催するライス・ピース・プロジェクトのイベントに参加しました。
同イベントにて,安倍総理夫人は,お米作りを始めるきっかけとなった震災時における食糧の重要性や,平和の実現の一歩として始めた山口県産のお米を使って福島でお酒をつくる活動等についてのスピーチを行いました。
同イベントにて,安倍総理夫人は,お米作りを始めるきっかけとなった震災時における食糧の重要性や,平和の実現の一歩として始めた山口県産のお米を使って福島でお酒をつくる活動等についてのスピーチを行いました。
9月20日
(1)アジア女子大学昼食会
安倍総理夫人は,アジア女子大学主催の昼食会に出席しました。同昼食会には,カマール・アマード・アジア女子大学創立者,シェリー・ブレア同大学学長(元英国首相夫人),タミコ・ソロス夫人及びアジア女子大学の卒業生ら約50名が出席し,女子教育の重要性やリーダーシップの育成等について話し合いました。
安倍総理夫人から,紛争地域やアジア地域における若い女性の能力強化が地域の平和と安定につながることの重要性について述べました。
昼食会に先立ち,安倍総理夫人はアフガニスタン,チベット及びカンボジア出身のアジア女子大学の卒業生と懇談し,アジア女子大学が各卒業生に教育と就業の機会を与えたこと及び卒業後にそれぞれの出身国・地域の発展に取り組んでいる経験について説明を受けました。また,アマード同大学創立者及びソロス夫人との懇談の中で,安倍総理夫人から,同大学の取組がアジアの若い女性たちの将来を大きく変える機会を与えていることを高く評価しました。
安倍総理夫人から,紛争地域やアジア地域における若い女性の能力強化が地域の平和と安定につながることの重要性について述べました。
昼食会に先立ち,安倍総理夫人はアフガニスタン,チベット及びカンボジア出身のアジア女子大学の卒業生と懇談し,アジア女子大学が各卒業生に教育と就業の機会を与えたこと及び卒業後にそれぞれの出身国・地域の発展に取り組んでいる経験について説明を受けました。また,アマード同大学創立者及びソロス夫人との懇談の中で,安倍総理夫人から,同大学の取組がアジアの若い女性たちの将来を大きく変える機会を与えていることを高く評価しました。
(2)ストーンバーンズ食品・農業センター
安倍総理夫人は,ニューヨーク州ウェストチェスター郡ポカンティコ・ヒルズにあるストーンバーンズ食品・農業センターを訪問しました。
同センターは,健康で持続可能な食のシステムの構築と教育を目的としたNPOで,デビッド・ロックフェラー氏等により1996年に設立されました。
安倍総理夫人は,同センターのジル・アイゼンバーガーCEO,ダン・バーバーBlue Hill at Stone Barnsオーナーシェフ等が案内する中,同センターの施設や農園を視察するとともに,右両名をはじめとする同センターの関係者と懇談し,持続可能な農業や隣接するレストランを含む食のシステムに係る同センターの取組について説明を受けました。安倍総理夫人からは,自身の無農薬のお米造りの経験に触れつつ,持続可能な食に向けてともに努力していきたい旨述べました。
同センターは,健康で持続可能な食のシステムの構築と教育を目的としたNPOで,デビッド・ロックフェラー氏等により1996年に設立されました。
安倍総理夫人は,同センターのジル・アイゼンバーガーCEO,ダン・バーバーBlue Hill at Stone Barnsオーナーシェフ等が案内する中,同センターの施設や農園を視察するとともに,右両名をはじめとする同センターの関係者と懇談し,持続可能な農業や隣接するレストランを含む食のシステムに係る同センターの取組について説明を受けました。安倍総理夫人からは,自身の無農薬のお米造りの経験に触れつつ,持続可能な食に向けてともに努力していきたい旨述べました。
9月21日
(1)オーティズム・スピークス訪問
安倍総理夫人は,ボブ・ライト・オーティズム・スピークス創設者他関係者と懇談しました。
オーティズム・スピークスは,国連経済社会理事会で協議資格を有する国際NGOであり,2005年2月にニューヨークを本拠地としてライト夫妻が設立した米国最大の自閉症支援団体であり,懇談の中で,安倍総理夫人は,同団体が行う自閉症の原因・予防・対処法・治療に関する研究のための資金援助,自閉症スペクトラムの意識啓発,自閉症当事者及び家族のニーズへの支援等の活動について最近の取組の説明を受けました。安倍総理夫人からは,自身の日本における自閉症者・障害者の支援の取組を紹介しつつ,障害者一人ひとりがその能力を発揮できる社会の実現に向けて協力していきたい旨述べました。
オーティズム・スピークスは,国連経済社会理事会で協議資格を有する国際NGOであり,2005年2月にニューヨークを本拠地としてライト夫妻が設立した米国最大の自閉症支援団体であり,懇談の中で,安倍総理夫人は,同団体が行う自閉症の原因・予防・対処法・治療に関する研究のための資金援助,自閉症スペクトラムの意識啓発,自閉症当事者及び家族のニーズへの支援等の活動について最近の取組の説明を受けました。安倍総理夫人からは,自身の日本における自閉症者・障害者の支援の取組を紹介しつつ,障害者一人ひとりがその能力を発揮できる社会の実現に向けて協力していきたい旨述べました。
(2)シェリー・ブレア・アジア女子大学学長(元英国首相夫人)との懇談
安倍総理夫人は,シェリー・ブレア・アジア女子大学学長(元英国首相夫人)と懇談しました。
安倍総理夫人とブレア学長は,アジア女子大学の成果や取組等について意見交換を行うとともに,英国における日本文化の発信の現状と今後の方途について意見交換を行いました。
安倍総理夫人とブレア学長は,アジア女子大学の成果や取組等について意見交換を行うとともに,英国における日本文化の発信の現状と今後の方途について意見交換を行いました。