宇宙

平成29年3月29日
会議の様子
 平成29年(2017年)3月24日,東京において,第2回日仏包括的宇宙対話が開催されましたところ,概要以下のとおりです。

1 出席者

(1)日本側

共同議長

  • 飯島俊郎外務省政策企画・国際安全保障担当大使
  • 髙田修三内閣府宇宙開発戦略推進事務局長

参加省庁等

  • 外務省,内閣府,国家安全保障局,総合海洋政策本部事務局,内閣衛星情報センター,文部科学省,経済産業省,防衛省,国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)

(2)仏側

共同議長

  • ルイ・ゴティエ国防国家安全保障事務総局長

参加省庁等

  • 国防国家安全保障事務総局(首相府),外務・国際開発省,国防省,国立宇宙研究センター(CNES)

2 概要

  • (1)第1回に引き続き,日仏の多くの関係省庁・関係機関が参加し,日仏双方の宇宙政策,他国との協力等に関し最新の取組に関する情報交換を行うとともに,安全保障分野(宇宙状況把握等),民生分野(関係機関間協力,宇宙産業協力等),国際ルール作り等に関して,情報交換及び協力可能性等に関する議論を実施しました。
  • (2)日仏間の包括的な宇宙協力を強化するため「日本国の権限のある当局とフランス共和国首相府国防国家安全保障事務総局との間の包括的宇宙パートナーシップ 意図表明文書」に署名し,引き続き日仏の関係機関間で各分野における具体的な協力可能性を追求することで一致しました。
  • (3)日仏間の宇宙状況把握(SSA)に関する協力を強化するため「日本国の権限のある当局とフランス共和国国防大臣との間の宇宙状況把握に係る情報共有に関する技術取決め」に署名し,具体的な協力を促進することで一致しました。
  • (4)今後もこの枠組において協力を深めるべく,引き続き本対話を定期的に開催することで一致しました。

 なお,会議の席上では,国際宇宙ステーション(ISS)で利用されている鹿児島県熊毛郡南種子町の水が使用されました。南種子町の水は,種子島宇宙センターより打ち上げられる宇宙ステーション補給機「こうのとり」により,ISSに輸送されています。


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