G7
G7外相会合(セッション5:中東情勢)
令和7年3月13日
現地時間3月13日午後3時50分(日本時間14日午前4時50分)から約65分間、G7外相会合に参加するためカナダ・シャルルボワを訪問中の岩屋毅外務大臣は、中東情勢に関するセッションに参加したところ、概要は以下のとおりです(G7各国外相及びEU上級代表が参加)。
- 本セッションでは、ガザ、シリア、レバノン及びイランを含む中東地域の平和と安定に係る諸問題について、 G 7各国で率直な意見交換を行いました。
- イスラエル・パレスチナ情勢について、G7各国は、持続的な和平の重要性及びガザ停戦合意の履行プロセスの前進の重要性を強調しました。岩屋大臣からは、二国家解決の視点も踏まえつつ、戦後のガザの望ましいあり方についてG7で議論を深めたい旨述べました。また、ガザ復興について、東アジア諸国と連携したパレスチナ支援の枠組みである「パレスチナ開発のための東アジア協力促進会合(CEAPAD)」を通じ、支援の拡大や方途の多様化に取り組んでいきたい旨述べました。
- シリア情勢については、G7として、平和的で安定した包摂的な移行プロセスへの支持と、北西部での衝突を受け、治安の不安定化、人道状況の悪化、政治プロセスの停滞を防ぐ必要性を確認しました。岩屋大臣からは、日本の支援の取組を紹介しつつ、日本としてもシリア国民によるシリアの復興及び再建を支援していきたい旨述べました。
- イラン情勢についても率直な意見交換を行い、G7として核開発活動の継続への懸念を共有しました。岩屋大臣からは、イランとの独自の関係を活かしつつ、イランに最大限の働きかけを行っていく旨述べました。