G7
G7外相会合(「インド太平洋」セッション)
令和6年11月26日
![「インド太平洋」セッションの様子](/mofaj/files/100759779.jpeg)
![会議中の岩屋外務大臣の様子](/mofaj/files/100759780.jpeg)
現地時間11月26日午後0時(日本時間同日午後8時)から約70分間及び午後1時40分(日本時間同日午後9時40分)から約95分間、G7外相会合に参加するためイタリア・フィウッジを訪問中の岩屋毅外務大臣は、それぞれG7の「インド太平洋・地域情勢」セッション及びG7+招待国の「インド太平洋」セッションに参加したところ、概要は以下のとおりです(G7のみのセッションはG7各国外相及びEU上級代表が参加、G7+招待国のセッションでは、これに加えてインド、フィリピン、韓国及びインドネシア外相が参加)。
- セッションでは、インド太平洋及び欧州の安全保障環境が、これまで以上に不可分となっている旨が指摘されるとともに、インド太平洋及びハイチ、ベネズエラ及びミャンマー等の地域の諸課題について率直な意見交換を行いました。
- 中国に関しては、G7として、中国との建設的かつ安定的な関係を追求する中で、懸念を伝達し、相違を管理するための直接的かつ率直な関与の重要性を認識するとともに、グローバルな課題に対処するために中国と協力する用意があることを再確認しました。北朝鮮に関しては、岩屋大臣から、北朝鮮の核・ミサイル活動を深刻に懸念しており、関連安保理決議の履行体制の強化を含め、国際社会全体の力強い対応を促すべくG7で連携したい旨述べ、G7間で更に連携していくことで一致しました。また、本セッションにおいても、北朝鮮によるロシアへの兵士派遣や戦闘参加に対する懸念を参加国間で共有しました。
- 加えて、岩屋大臣から拉致問題の即時解決に向けたG7各国の理解と協力を改めて求め、各国から支持を得ました。
- 岩屋大臣から、「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序」を守るべく同志国との間で連携していきたい旨述べ、引き続きG7を含む関係国で協力して対応していくことで一致しました。