G7
G7外相会合(「中東」セッション)
令和6年11月25日
現地時間11月25日午後1時30分(日本時間同日午後9時30分)から約60分間、及び午後5時00分(日本時間26日午前1時00分)から約120分間、G7外相会合に参加するためイタリア・フィウッジを訪問中の岩屋毅外務大臣は、それぞれG7及びG7+招待国の「中東」セッションに参加 したところ、概要は以下のとおりです(G7のみのセッションはG7各国外相及びEU上級代表が参加、G7+招待国のセッションでは、これに加えてエジプト、ヨルダン、カタール、サウジアラビア及びUAEの外相等並びにアラブ連盟事務局長が参加)。
- 本セッションでは、中東情勢に関する認識やG7メンバーの外交努力及びアラブ諸国との連携、またスーダン情勢等について、率直な意見交換が行われました。
- 岩屋大臣からは、中東情勢に安定を取り戻すための外交努力の必要性を強調し、関係者に対し、引き続き働きかけを実施していくことの重要性を述べました。
- また、岩屋大臣は、ガザ地区及びレバノンにおける人道状況について懸念を表明し、悪化する人道状況を改善するためにG7及びアラブ諸国で連携する重要性を強調しました。
- 岩屋大臣は、戦後のガザを考える上で必要となる支援として、パレスチナ自治政府の能力強化、及びガザ地区での行政サービス提供を可能とする日本の支援を紹介しました。また、日本が立ち上げた、東アジア諸国と連携したパレスチナ支援の枠組みである「パレスチナ開発のための東アジア協力促進会合(CEAPAD)」についても言及し、支援の拡大と手段の多様化について述べました。
- さらに、岩屋大臣は、スーダンについて、日本として行っている人道状況改善のための支援や外交的取組を紹介しつつ、地域の関係国との連携の重要性について、述べました。
- G7として、引き続きアラブ諸国を始めとする国際社会と連携して中東情勢等に対応していくことで一致しました。