G7

令和6年4月18日
会合の様子

 現地時間4月18日午前9時50分(日本時間4月18日午後4時50分)から約120分間、G7外相会合に出席するためイタリア・カプリ島を訪問中の上川陽子外務大臣は、「中東」セッションに参加したところ、概要は以下のとおりです(G7各国外相及びEU上級代表が参加)。

  1. 本セッションでは、中東情勢に関する認識やG7メンバーの外交努力等について、率直な意見交換が行われました。
  2. 上川大臣からは、先般のイランによるイスラエルに対する攻撃は、現在の中東情勢を更に一層悪化させるものであり、深く懸念し、このようなエスカレーションを強く非難すると述べた上で、日本としても、4月16日に実施した日・イラン外相電話会談及び日・イスラエル外相電話会談においてイラン・イスラエルそれぞれに対して自制を求めたことを含め、必要なあらゆる外交努力を行っている旨説明しました。
  3. また、ガザ情勢に関して、上川大臣から、ハマス等によるテロ攻撃とガザでの戦闘開始から半年が過ぎ、ガザの状況が危機的であることを改めて強調した上で、人道支援活動が可能な環境が持続的に確保され、また人質の解放が実現するよう、即時の停戦を求めるとともに、それが持続可能な停戦につながることを強く期待しており、日本としても外交努力を積極的に、粘り強く行っていく旨述べました。さらに、上川大臣から、我が国がUNRWAへの資金拠出の一時停止を解除した点についても説明しました。
  4. G7として、引き続き連携して中東情勢に対応していくことで一致しました。

G7へ戻る