G7
G7外相会合
令和5年2月18日



- 冒頭、林大臣から、現在、情報収集中であるが、先ほど北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、日本の西方約200kmのEEZ内に落下した、北朝鮮が前例のない頻度と態様で弾道ミサイル発射を繰り返していることは、我が国の安全保障にとって重大かつ差し迫った脅威であるとともに、地域及び国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できない旨述べた上で、引き続きG7として、緊密に連携していきたい旨述べました。
- また、林大臣から、本年の日本議長国下で初となる対面のG7外相会合を開催できうれしく思う旨述べるとともに、ロシアによるウクライナ侵略開始から間もなく1年を迎える中、G7が結束してウクライナを支援していくこと、そして、法の支配に基づく国際秩序を守り抜いていくことについてのG7の確固たる決意を示したい旨述べました。また、4月のG7長野県軽井沢外相会合、5月のG7広島サミットに向け、ウクライナ情勢に関する連携のみならず、インド太平洋に関する議論を深めることを含め、引き続きG7外相間で緊密に連携していきたい旨述べました。
- その上で、本会合では、ウクライナ情勢を中心に議論が行われ、G7外相は、法の支配に基づく国際秩序を堅持するというコミットメントを強調するとともに、公正かつ永続的な平和へのウクライナのコミットメントを歓迎し、そのためにウクライナと積極的に協力していくことで一致しました。また、G7外相は、ウクライナに対する支援を継続する決意を再確認しました。
- G7外相は、ロシアによるウクライナの民間人・重要インフラに対する継続的な攻撃を非難し、国際法に従って責任を追及していくことで一致するとともに、ロシアの無責任な核のレトリックは受け入れられず、その使用は深刻な結果を招く旨改めて述べました。さらに、ロシアに対する制裁を維持・強化し、第三者に対してロシアへの支援を停止するよう呼びかけることで一致しました。
- その上で、G7外相は、自由で開かれたインド太平洋を維持することへのコミットメント及び力や威圧による一方的な現状変更の試みに強く反対することを再確認しました。