海洋安全保障

令和6年3月27日
シンガポールにて開催されたアジア海賊対策地域協力協定(ReCAAP)第18回総務会に参加した各国代表者の記念写真
  1. 令和6年3月13日から15日、アジアにおける海賊・海上武装強盗対策のための地域協力枠組であるアジア海賊対策地域協力協定(ReCAAP:Regional Cooperation Agreement on Combating Piracy and Armed Robbery against Ships in Asia)の第18回総務会及び公開セッションがシンガポールにて開催されました。
  2. 総務会では、ReCAAP情報共有センター(ISC)事務局から、2023年のアジアにおける海賊・海上武装強盗の状況につき報告が行われました。総務会は、同事務局が報告した2023年の事務局の活動内容及び今後の活動予定につき確認しました。また、総務会は、非締約国や国際機関、非政府組織との協力を促進することにつき合意しました。
  3. 今般の総務会には、ReCAAPの全ての21締約国が参加し、オープン・セッションにはフランス、ギリシャ、EU、国連薬物・犯罪事務所(UNODC)、海運業界、研究機関等が参加しました。我が国からは外務省及び海上保安庁の関係者が参加し、アジアの海域の安全確保におけるReCAAPの役割を評価していること、自由で開かれたインド太平洋(FOIP)実現の一環としてReCAAPにおける協力を重視しており、また、沿岸国の海上法執行能力強化のための支援をはじめ、海洋安全保障分野における関係国との協力を強化していくこと等を発信しました。

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