海洋安全保障
G7++ギニア湾フレンズ(FoGG)
2023年全体会合(於:セネガル)
令和6年5月24日
- 令和5年12月5日から7日にかけて、ギニア湾における海上犯罪に対する取組・協力の調整メカニズムであるG7++ギニア湾フレンズ(G7++FoGG:G7++ Friends of the Gulf of Guinea)がダカール(セネガル)においてハイブリッド形式で開催されました。
- 今回の会合では、会合10周年について祝意が表され、これまでの取組の成果報告を行うとともに、海賊・海上武装強盗やヤウンデ行動指針における今後の課題など、ギニア湾における海洋安全保障改善に向けた意見交換が行われました。会合はコートジボワール及びドイツが共同議長を務め、G7各国、ギニア湾周辺国、関係国、国際機関等が参加し、我が国からは、外務省関係者が出席しました。
(参考1)G7++ギニア湾フレンズ
2013年、当時のG8議長国・英国により、ギニア湾における海上犯罪に対する各国・国際機関の取組の重複を防止し、協力を行うための調整メカニズムとして創設。G7、欧州諸国、国際機関、海運団体等が参加し、ヤウンデ行動指針の実施等について議論。2023年に引き続き、2024年はコートジボワール及びドイツが共同議長を務めた。
(参考2)海賊、海上武装強盗及び海上不法行為の防止にかかる行動指針(ヤウンデ行動指針)
2013年6月、中部アフリカ諸国経済共同体(ECCAS)、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)、ギニア湾委員会(GGC)によるギニア湾海上安全保障に関する首脳会合(於:ヤウンデ)において、中・西部アフリカ22か国が署名。国境を越える海上組織犯罪に関する情報共有・報告、これらの犯罪に従事している船舶の阻止、及び関係者の逮捕・処罰に向けて協力すること等を規定している(法的拘束力なし)。