海洋安全保障

令和5年9月6日
  1. 令和5年5月24日、ソマリア沖・アデン湾周辺の海上犯罪に対する取組・協力の調整のための会合である違法な海上活動コンタクト・グループ会合(CGIMA:the Contact Group on Illicit Maritime Activities)がナイロビ(ケニア)においてハイブリッド形式で開催されました。
  2. 今回の会合では、ケニアが議長を務め、ソマリア周辺国、アジアや欧米の関係国、国際機関、関係企業が参加しました。ソマリア沖・アデン湾周辺の海賊対処行動につき情報共有が行われ、海賊の根本原因への対処に資する能力開発支援や違法・無報告・無規制(IUU)漁業や密輸等の対策の重要性につき意見交換が行われました。我が国からは、外務省関係者が出席しました。
(参考)違法な海上活動コンタクト・グループ会合(CGIMA)

 安保理決議第1851号(2008年12月)を受け、2009年1月に各国政府・軍、海運業者、NGOによる対ソマリア海賊の取組を調整する場として「ソマリア沖海賊対策コンタクト・グループ(CGPCS)」が発足。年1回、全体会合が開催され、ソマリア沖の海賊事案の発生現状及び国際機関の取組について議論。我が国は、2009年9月、ニューヨークで行われた第4回会合の議長国を務めたほか、2014年から2016年まで「海上海賊対策・緩和活動WG」の共同議長を務めた。2023年以降、名称を「違法な海上活動コンタクト・グループ会合」に名称を変更し、海賊の根本原因への対処に関する国際協力を含めた関連課題について情報共有・調整が行われている。

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