日本の国際テロ対策協力

平成28年10月14日

 2016年10月14日,我が国を含む72か国は,共同声明「暴力的過激主義防止に関する国連のグローバル・リーダーシップのための原則」を発表したところ,概要以下のとおりです。

1 国連に対し以下を要請

  • (1)暴力的過激主義防止(PVE)に関する加盟国の理解を深めること,PVEを国連の役割に広く取り入れること
  • (2)PVEの政策やプログラムに対し適切なリソースを確保すること,PVEの有用性を様々なレベルで説明するとともに,加盟国と協力して対抗メッセージの発出をすること
  • (3)リスクや脆弱性等を踏まえ,加盟国へのガイダンスや戦略的政策を強化すること

2 加盟国として以下にコミット

  • (1)上記原則を支援するため,加盟国が経験や教訓の共有によって主導すること
  • (2)国家・地域のPVE行動計画を発展させ,実施すること
  • (3)他の加盟国を支援すること
  • (4)国連主導のPVE活動の支援の検討を継続すること

3 現・新国連事務総長に以下を奨励

  • (1)テロ及び暴力的過激主義に対抗するため,国連のシステムにおける統一性・連携・リーダーシップを強化する必要性を再検証すること
  • (2)2017年に事務総長が交代しても,加盟国と協議するプロセスを継続すること
  • (3)遅くとも2017年5月までに,国連のテロ対策の仕組みを強化するオプションを示すこと
  • (参考)「暴力的過激主義防止に関する国連のグローバル・リーダーシップのための原則」共同提案国(アルファベット順)
    アフガニスタン,アルバニア,アルゼンチン,オーストリア,オーストラリア,ベルギー,ブルガリア,カナダ,チリ,クロアチア,コロンビア,キプロス,チェコ共和国,デンマーク,エストニア,エチオピア,フィンランド,フランス,ジョージア,ドイツ,ガーナ,ギリシャ,ハンガリー,アイスランド,イスラエル,イタリア,日本,ヨルダン,カザフスタン,ケニア,ラトビア,レバノン,リトアニア,ルクセンブルグ,モルジブ,マルタ,メキシコ,ミクロネシア連邦,モルドバ,モナコ,モンテネグロ,モロッコ,オランダ,ニュージーランド,ナイジェリア,ノルウェー,パラオ,パナマ,ペルー,ポーランド,ポルトガル,韓国,ルーマニア,サンマリノ,サモア,スロバキア,スロベニア,ソマリア,スペイン,セネガル,スウェーデン,スイス,マケドニア旧ユーゴスラビア共和国,チュニジア,トルコ,ウクライナ,アラブ首長国連邦,英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国),アメリカ合衆国


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