スウェーデン王国
日・スウェーデン首脳電話会談
令和3年3月16日
3月16日、午後4時3分から約15分間、菅義偉内閣総理大臣は、ステファン・ロヴェーン・スウェーデン王国首相(H.E. Mr. Stefan Löfven, Prime Minister of the Kingdom of Sweden)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、菅総理大臣から、日本とスウェーデンは、自由、民主主義、人権、法の支配といった基本的価値を共有するパートナーであり、ロヴェーン首相と良い関係を築き、日・スウェーデン関係を一層強固にしていきたい旨述べました。これに対し、ロヴェーン首相から、東日本大震災10周年に際する哀悼の意を表明するとともに、日・スウェーデン関係の一層の発展に向けて共に取り組みたい旨述べました。
- 菅総理大臣から、新型コロナ対策における両国の協力の進展を歓迎しつつ、社会保障協定や日EU・EPAを通じた経済関係の強化等を通じ、協力していきたい旨述べました。両首脳は、経済、気候変動、デジタル等幅広い分野で二国間関係を一層強化していくことで一致しました。
- 菅総理大臣から、欧州諸国のインド太平洋に対する関心が高まり、EUでも議論が開始されたことを歓迎するとともに「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、協力していきたい旨述べ、ロヴェーン首相から賛同を得ました。また、菅総理大臣から、中国の海警法を含め、東シナ海・南シナ海における一方的な現状変更の試み、また、香港・新疆ウイグル自治区の状況について深刻な懸念を表明し、両首脳は引き続き連携していくことで一致しました。さらに、両首脳は、拉致問題を含む北朝鮮への対応等についても協力していくことで一致しました。更に、両首脳はミャンマー情勢について重大な懸念を共有し、連携していくことで一致しました。