スウェーデン王国

平成27年9月8日
表敬を受ける安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)
表敬を受ける安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)

 本8日午前10時25分から約30分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のウルバン・アリーン・スウェーデン国会議長(Mr. Urban AHLIN, Speaker of the Parliament of the Kingdom of Sweden)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭

(1)安倍総理大臣は,アリーン国会議長の訪日に歓迎の意を表しつつ,2018年の日・スウェーデン外交関係樹立150周年を見据えて両国関係を発展させていきたい,また,議員交流は重要であるとして,昨年に続いて訪日したアリーン国会議長に謝意を述べました。

(2)これに対し,アリーン国会議長からは,日本は素晴らしい国であり,これまで何度も訪問しているが,昨年の議長就任を受け,今回は超党派の議員団を率いて再度訪日することとした,また,安倍総理大臣の自民党総裁再選に祝意を表する,日本・スウェーデン両国は長きにわたる友好関係を有しており,今後も二国間関係を強化していきたい旨発言がありました。

2 二国間関係(経済政策,女性の社会進出,福祉)

(1)アリーン国会議長は,安倍政権の経済政策に感銘を受けている,日本を変革しようとする安倍総理大臣の政治家としての姿勢に敬意を表する,日本とスウェーデンは,インフラ,イノベーション,社会福祉等で協力関係を構築してきているが,今回の訪日では,高速鉄道,ロボット,再生可能エネルギー等についても知見を深めたい旨述べました。
 これに対し,安倍総理大臣は,日本経済をデフレから脱却させ,経済成長を実現していきたい,その中でイノベーションは重要である旨述べました。

(2)アリーン国会議長から,スウェーデンは,出生率を維持しながら女性の社会参画を進めている旨述べたのに対し,安倍総理大臣は,女性の社会進出は経済成長を実現する上での中核的な政策の一つであり,スウェーデンからも学びたい旨述べた上で,8月に開催したWAW!2015をはじめとする女性の社会進出のための取組について紹介しました。

(3)このほか,アリーン国会議長が今回の訪日で老人介護施設を視察していることを踏まえ,両者は,福祉や介護の問題についても二国間で知見・経験を共有していくことで一致しました。

3 その他

 アリーン議長から,近い将来,是非スウェーデンを訪問して頂きたい旨発言があり,安倍総理大臣から謝意を述べました。


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